ついに藤田寛之を抜き日本人の世界ランク1位(63位)となった松山。来週の全米オープンから7月の全英オープンまでは1週も空きなしのスケジュールだが、試合の合間を縫って、授業に出席する大学生の顔も持つ。
2日にダイヤモンドカップを終えた松山は、一旦仙台へ戻り、東北福祉大の寮で慌ただしく荷造り、全米オープン出場のため6月7日にアメリカへ旅立ったが、その間にも授業には出席。東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督によれば「当然のこと。ちゃんと授業に出て、レポートを書いて、単位をとっています。試験も普通に受けます」とのこと。大学生ながらプロの"二足のわらじ"ならではのハードスケジュールだ。
ダイヤモンドカップではショットに苦しみながら粘り強いショートゲームで凌いだ。この戦い方がセッティングの厳しい全米オープンに向けて「いい練習になったはず」と阿部監督。ダイヤモンド会場の大洗は、国内トーナメントでも屈指の難コース。「ほとんどドライバーを使わず、3W、ユーティリティ、3番アイアンなどをティショットで多用していましたが、メリオンでも、そういうきっちりフェアウェイをとらえる攻め方が要求されるはずです」(同)
いまやトーナメントに欠かせない松山は引っ張りだこ状態。どの試合に出てどの試合に出ないという情報に大会スポンサーは敏感だ。それだけに松山の出場スケジュールはトップシークレットになっている。しかし今回、全米出場後は、トンボ返りでツアー選手権に出て、ミズノ、セガサミーと連戦後に全英オープンに参戦すると表明している。8月の全米プロもほぼ間違いなく出場できるから、参戦するだろう。合間にはもちろん授業で、大学生プロの多忙な毎日はしばらく続きそうだ。
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