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週刊ゴルフダイジェスト 6/25
2013/6/18更新

中嶋、井戸木、ジャンボ。
近ごろ頑張るニッポンのおじさんのドライバー

 ダイヤモンドカップの優勝争いで注目を集めた58歳の中嶋常幸。今年は中嶋だけでなく、エージシュートのジャンボ尾崎や全米プロシアVの井戸木鴻樹ら、おじさんの話題に事欠かない。飛距離の落ちてきた彼らを支えるドライバーをチェックした。


中島はダンロップスポーツ「スリクソンZ925」にミヤザキシャフト、ジャンボはテーラーメイド「R1}にマスダゴルフ「マグマックスD-65シャフト」

 TV中継を見ていて中嶋のドライバーが小ぶりなことに驚いた人も多いのでは。現在、中嶋が使用するのは、385㏄のダンロップ「スリクソン Z925」。シャフトは同社のミヤザキを装着。ゼクシオを使用することもある中嶋だが、ここ1、2年は松山英樹も使用するZR30や今回のZ925など、ヘッドが小さいドライバーを選ぶことが多い。多くのプロが400㏄を超える大型ドライバーを使用するなか、慣性モーメントが小さく操作性の高い小型ヘッドを好むのはシニアプロならではの感覚といえそうだ。

 ただ、大半のシニアは大型ヘッドの最新クラブで飛ばしている。代表格は全米プロシニアを制した井戸木鴻樹だろう。以前からショットの正確性には定評があったが、テーラーメイド「R11」ドライバーを師匠の杉原輝雄の影響もあって47インチの長尺仕様にして、弱点の飛距離不足を補っている。

 ジャンボ尾崎はテーラーメイド「R1」ドライバーに、自身のために開発されたオリジャンボ尾崎はテーラーメイド「R1」ドライバーに、自身のために開発されたオリジナルシャフトを装着。

 「シニアプロは先端部のしなりやねじれが少ない、いわゆる"クセのない"シャフトを使い、自身のフィーリングを損ねないような工夫をしながら、ヘッド性能をいかしています」(弊誌「ギア探険隊」連載・児山和弘氏)。

 体力の低下が避けられないぶん、シャフト選択を工夫し、最新ヘッドを打ちこなしているようだ。飛距離低下に悩むシニアの皆さんもお試しあれ。


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