今週開催のツアー選手権に、ともにアメリカ帰りの石川遼、松山英樹が出場。同組対決も噂されているが、過去のデータをもとに勝負の行方を占ってみると……。
まずは過去の直接対決の結果から。ツアーで最初に実現したのが10年の日本オープン(愛知CC)初日だ。中学3年生以来という同組でのラウンドは、揃って3アンダーで引き分け。2日目は松山が5バーディ1ボギーをマークし、6バーディ5ボギーの石川を上回った(結果は石川8位タイ、松山3位タイ)。
翌11年のカシオワールドで再戦が実現。初日、石川は4バーディ2ボギーとまずまずの発進も、初の3週連続ツアー参戦となった松山は、疲れもあったのか3連続&4連続ボギーにダブルボギーもあり81と乱調。2日目は73の松山が75の石川を上回ったが、松山は予選落ち。
翌11年のカシオワールドで再戦が実現。初日、石川は4バーディ2ボギーとまずまずの発進も、初の3週連続ツアー参戦となった松山は、疲れもあったのか3連続&4連続ボギーにダブルボギーもあり81と乱調。2日目は73の松山が75の石川を上回ったが、松山は予選落ち。
翌週の日本シリーズ2日目では、石川が3打伸ばして首位 タイに浮上した一方、松山はスコアを1打落とした。つまり、2人は5ラウンド直接対決して、通算2勝2敗1分けと、まったくの五分。ただ、試合結果で見れば、2人は19回同じ試合に参戦して石川が13勝5敗1分けと圧勝。
しかしながら、今季の成績では、プロ転向した松山は5戦して2勝、2位も2回。米ツアーで戦う石川はベスト10入りが1回あるのみ。環境になれたのか、ここ6試合連続予選通過と安定しているが、目下国内賞金王の松山が圧倒的優勢といえるだろう。とはいえ、過去にさまざまなミラクルを起こしてきた勝負強い石川だけに、凱旋Vなんてこともあるかもしれない。
平成の武蔵・松山と小次郎・遼。名勝負を期待したい。
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