ヨネックスで8年ぶりの優勝を果たした表純子。使用ボールはテーラーメイドの新製品「リーサル」だった。
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表の最終兵器「リーサル」ボール
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テーラーのボールは白いウッドなどのクラブに比べ目立った印象がない。米国市場でも、ライバルのタイトリスト「PRO V1」などに大きく水を開けられてきた。
「リーサル」はこれらを踏まえ、同社のボールシェアを高めるために投入されたモデルだ。昨年のアジアンツアーでセルヒオ・ガルシアが使用して「リーサル」で初優勝。今年に入ってからは、ダスティン・ジョンソン、ジャスティン・ローズなど契約プロが使用開始。米男子ツアーでは使用率2位に躍進した。そうした販促の甲斐あって、同社最高の売れ行きだという(米国内市場)。
日本ではジャンボ尾崎のエージシュートも「リーサル」で達成されており、女子では、表のほかにも宮里美香や諸見里しのぶらが使用。
前モデルの「ファイブTP」(海外モデル「ペンタ」)と同じく、ウレタンカバーを採用した5ピース構造。5層をそれぞれのショットの種類に適応させ、フルショットからアプローチ、パターまで高いパフォーマンスを発揮させているという。表も「ボールとドライバーとの相性がよく、ドライバーの飛距離が今年になって10ヤード伸びたのが優勝の一番の要因」とコメント。
テーラーはサウスカロライナにボールの新しい生産工場を来年オープンする計画を発表しており、生産製の向上とさらなるボールシェアの拡大を狙っている。
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