週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/2

2013/6/25更新

パクの次もパク。
メジャー２連勝で＂セリ越え＂狙うインビ

　カトリオーナ・マシュー（スコットランド）とのプレーオフの末に、全米女子プロを制したパク・インビ。４月のクラフトナビスコも制しているため、これで今季メジャー２連勝。メジャー大会でのバックトゥバック（連勝）は、２００５年のアニカ・ソレンタム以来８年ぶり。韓国人としては１９９８年のマクドナルド選手権、全米女子オープンを連勝したパク・セリ以来、15年ぶりとなるが、韓国ではインビの＂セリ越え＂に注目が集まっている。

　97年の米デビュー以来、今季までの16年でメジャー５勝のセリに対し、07年から米参戦するインビは７年目でメジャー3勝。

　インビは08年にすでに全米女子オープンを制しているため、８月の全英女子か、今季からメジャーになった９月のエビアンを制すれば、セリも実現できていないキャリアグランドスラム（開催年度の異なる４つのメジャーを制すること）達成となる。女子のキャリアグランドスラム達成者は６名で、カリー・ウェブの26歳が最年少記録だが、７月で25歳のインビが塗り替える可能性も。それどころか、今季はメジャーが５試合になったため、残り３メジャーすべて制するようなことがあれば、前人未踏の５大メジャー年間グランドスラムとなる。

　５月には韓国最大の金融会社で、フィギュアスケートのキム・ヨナらをサポートする「ＫＢファイナンシャル」と４年契約し、懸案だったスポンサー問題も解消。

　「早くキャリアグランドスラムを成し遂げ、韓国勢初の米女子ツアー年間ＭＶＰを獲得し、２０１６年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得が夢」と語るインビ。いまのインビには、まんざら＂夢物語＂でもないような勢いである。