松山英樹の快進撃が止まらない。全米オープンまで国内ツアーで5戦2勝。1試合平均約1478万円を獲得するペースで臨んだ全米オープンでも、10位タイの好成績で1467万円を獲得。世界ランキングも50位以内(49位)に入った。今季の獲得賞金額は、この先どこまで伸びるのだろう。
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世界ランクも一気にジャンプアップ
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今年の松山の賞金獲得額は全米オープンまで8861万円余り。このペースで推移すれば、国内ツアー初の3億円プレーヤーが誕生することになる。
彼は2008年から昨年までアマチュアとしてプレーしているが、プロだったらと仮定すると、2011年のVISA太平洋の優勝賞金3000万円を含め、"もしも賞金"は9700万円になる。
ということは、"生涯獲賞金"もすでに1億8500万円超えで、同金額のランキングでは153位に相当。このままいけば東北福祉大卒業年の来年には、大卒サラリーマンの平均生涯年収(3億円弱)を上回る計算になる。
獲得賞金とともに、この先のアップが楽しみなのが世界ランキングだ。プロ転向した今年4月第3週の順位は159位だったが、わずか3週で100位以内に入り、さらに5週で49位まで上昇した。
日本選手の実績でいうと、同ランキング発足当初に中嶋常幸が4位、尾崎将司が8位にランクされたことがある。だが、現行システムでは丸山茂樹の19位が最高で、松山の記録更新の期待が高まる。
全米から帰国後の会見で「米国でプレーしたい気持ちが強くなった」と話した松山。米シード獲得のためには、今季の賞金ランク125位(昨季の場合約6500 万円)に入ることが必要で、7月18日からの全英オープンの翌週、米ツアーのRBCカナディアンオープンに出場するプランも急浮上。
もちろん日本での試合もあるので"世界の松山"には、世の大学生よろしく、のんびり夏休みはあり得ないようだ。
※データは6月22日現在
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