週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/16

2013/7/9更新

「家中花だらけで…」
メジャー覇者、23歳小平しあわせの実感

　アマチュア時代、チャレンジトーナメント（10年）で最年少優勝を果たしたことがある小平智だが、プロになってのツアー初優勝は５年のシードが貰えるツアー選手権。ビッグタイトルを手にした直後の気持ちを聞いた。

　── 観戦に来ていたご両親が涙を流していましたね。　

小平　親父と母親には、一番見せてあげたかったのでよかったです。でも、母が見に来るといつも調子が悪かったんです。大洗（ダイヤモンドカップ）とか日本プロとか、いいところにいるんですけど、崩れてしまって……。もうちょっと簡単なコースで来てくれればと（笑）。そうすれば伸ばせるのに、全部オーバーなんですよ。今回、そのジンクスじゃないですけど、ちょっと晴らせたかなと思います（笑）。

　── 優勝のお祝いは？

小平　優勝した晩に、知り合いが都内の焼き鳥屋で祝勝会を開いてくれましたけど、それだけです。翌月曜日はミズノに行く準備をしていました。

　── 最近、ものすごく飛ぶような印象がありますが、何かやっているんですか？

小平　自分ではそれほど飛んでいるとは思っていませんが、トレーニングで体を絞ったから、すこし飛ぶようになったのかもしれません。３カ月前ぐらいに体重が80キロちょっと手前ぐらいまでいって、歩くだけでもハアハアいうぐらいで、これは痩せないとマズイなと。それから走る距離を増やして、今は72.5キロですから、７キロぐらい痩せました。

　── 優勝の反響は凄かったでしょうね。　

小平　メールが何百通も来て、全部返信しました。それよりも、翌日お祝いの花が何十個も届いて、それですこし凄いことをやったんだなと実感しました。家が花だらけで、置く場所がないと親が笑っていましたよ。家、そんな広くないので（笑）。　

　── 優勝して一番うれしかったのは？　

小平　出られる試合が増えたのが一番うれしいですね。それと５年間ＱＴに行かなくていいというのも。あの６日間はもうやりたくないという思いしかなかったので……。シード５年はすごくうれしいです。　

　── 海外の大きな試合にも出られますが。　

小平　そういうところへ行って、どんなショットを打っているのか見て来たいと思います。そこで自分が通用するのか、それともダメなのか、将来は米ツアーに出たいと思っていますから、いい経験になると思います。