このところ、6万円を超えるような高額のシャフトが注目を集めている。
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7月発売、マイアッタスⅡ
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USTマミヤは、7月に高弾性カーボンシートをフルレングスに採用した「マイアッタス ジェネレーションⅡ」を発売する。同社で人気の「アッタス」シリーズが4万2000円なのに対して、こちらは7万3500円。しかも、特約店でのみの取り扱いというプレミアムモデルだ。とはいえ年配層向けというわけではなく、6月に先行発表されたモデルは50グラム台と軽量ながら、硬さはXフレックス相当とかなりのハード仕様。軽量でしっかりめの硬さに設定することで、長尺化して飛ばすのに適している。しなり戻りの速い高弾性シートを採用するのも長尺シャフトの挙動を安定させるためだ。
以前からグラビティ「ワクチンコンポGR-51k」(8万4000円)など、軽量で硬めの長尺で飛ばすシャフトは、飛距離にこだわる層に支持されていたが、今年に入りトリプレクス「レイティス ラヴィエ」(6万900円)やネクストゴルフ「鎬(しのぎ)」(6万1950円)といった高額シャフトが続々登場。共通点は、高弾性カーボンシートを使い、軽量シャフトにありがちな頼りなさを補い、当たり負けせずにしなり戻ること。
一般的にリシャフトでニーズが多いのは、60~70グラム台の重くて硬いシャフト。メーカーのカスタムシャフトもそうしたハードスペックが中心だが、飛距離を出したいゴルファーにはシャフトの長尺化は効果的。今後、値段は高いが、こうした高弾性シートを採用した軽量長尺シャフトがトレンドになるかもしれない。
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