欧州ツアーのフランスオープンで「Gマック」ことグレーム・マクダウェルが優勝を飾った。その前週に地元で行われたアイルランドオープンで屈辱の予選敗退に終わった雪辱を果たした格好だ。
「今年は、予選落ちと優勝を繰り返している。なんともおかしなシーズンだよ」と苦笑いのGマック。
実は4月のマスターズで予選落ちした直後、米ツアーのRBCヘリテイジで優勝。かと思ったら第5のメジャー、プレーヤーズ選手権でまたも予選落ち。その直後ヨーロッパに戻って参戦したボルボ世界マッチプレー選手権でシーズン2勝目と乱高下を繰り返してきたのだ。そして今回も予選落ち→優勝のパターンを踏襲し「いったいどういうことなのか?」と、本人も首をひねっている。
「予選落ちが多すぎでしょ。でも結果が出ない週も調子は決して悪くなかったんだ。調子が良くても紙一重で予選さえ通れないというのが最近のツアーのレベルの高さなのかもしれない。自分としてはもう少し安定感がほしいけど、20位前後でウロウロするより、オールオアナッシング(ゼロか優勝か)のほうが見てる人
はハラハラして面白いでしょ?」と茶目っけたっぷり。
とはいえ予選落ちの週は相当落ち込むそうで「そんな思いはもう味わいたくない」とジェットコースターのような乱高下は打ち止めにするつもり。フランスオープンの優勝で世界ランクは6位に浮上。今後は10年の全米オープンに続くメジャー2勝目に照準を合わせている。
ちなみにGマック、ナショナルオープンにめっぽう強い。イタリア、スコットランド、ウェールズ、アメリカそして今回フランスオープンを制してナショナルオープン5勝目。全英オープンでももちろん大注目だ。
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