カナディアンオープンで、今季2度目となる同舞台に立った石川遼と松山英樹。最近の活躍ぶりでは石川が松山に水をあけられた感があるが、これまでの実績で2人を比較してみると……。
7月28日時点の世界ランクは松山の34位に対し、石川は153位。だが、石川は2009年11月に自己最高の29位となり、その前後40週間にわたり50位以内をキープ。松山が50位以内に突入してからはまだ7週間だ。メジャーの実績でみると、石川は2009年の全英オープンからの15大会連続を含む全16大会に出場し、最高位は20位タイで予選通過率43パーセント強。一方、松山は過去4大会に出場し、最高位は今回の全英オープンの6位タイで通過率は100パーセント。
国内での記録に目を向けると最少ストロークは石川58で松山63、最少パット数(18H)は石川20で松山23、ツアー勝利数は石川10に対し松山3(アマ時代含む)。
賞金ランクかフェデックスポイント125位で獲得できる来季米シード権をめぐる状況では、石川はフェデックスランキング153位、賞金ランキング149位。同じく松山は同165位と136位で大差ない。ただ、松山は予選落ちのないブリヂストン招待と、その翌週の全米プロと高ポイント&高額賞金大会に出場できるので有利といえる。
この2試合の出場権がない石川は"裏試合"での加算を狙う。石川は松山について「(全英6位タイは)本当にすごい」「自分に関係ないことを切り捨てる力をもっている」とその活躍に賛辞を送り、松山は石川の存在を「刺激を受けないはずがない」と言い切る。
21歳のライバル物語はこれから先ずっと続く。
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