週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 8/20

2013/8/13更新

イベントやプレミア感…
女子ツアー集客へあの手この手

　国内ツアーの前半戦は男女とも、１試合当たりのギャラリー数が前年より減少。しかし、男子の約１５００人減に対し、女子は１６６人のマイナスにとどまり、話題性では昨年を上回った元気な大会もある。

サマンサには女性に人気のモデル、エビちゃん、ミランダ・カーも登場

　元気のいい大会の代表は先月開催された、２年目のサマンサタバサだろう。３日間で昨年より約４０００人も多い１万５４００人が来場。そのうち24.6パーセントを女性が占めたという。彼女たちを引きつけたのは、スーパーモデルのミランダ・カーのトークショーや連日のコンサート、お笑いライブ（今年初）といった華やかなアトラクションのほか、女性用パウダールームなどハード面の充実。さらに大会自体の認知度が上がったことも要因だろうと、担当の運営会社ではみている。

　そのほか、託児所を設けたワールドレディスや当日券１万円（場内の飲食無料）というプレミアム性が話題になったアースモンダミンカップなど、これまでにない個性を打ち出す大会が目立つ。

　昨年比１１４５人増の２万１９８２人の観客数で、１日当たりではここまで最多の中京テレビブリヂストンは、「従来の告知は競技の面白さに力点を置いてきましたが、昨年あたりから家族連れでも楽しめるイベントであることを強くアピール。それも効果があったと思います」（主催の中京テレビ）。

　某運営会社によれば「正直、昨年は外国勢のツアー席巻もあって、テレビ視聴率もギャラリー数も大きく落ち込みました。そのため大会主催者側には、従来と同じ運営では……、という危機感があったと思います」と語る。

　イベント性の充実が好結果をもたらすとなれば、今後さらなる新企画の可能性もありそうだ。