週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/3
2013/8/27更新

独走キングが不在となれば。
秋の国内で賞金王レース逆転はあるか

 国内男子ツアーの賞金ランクは、海外メジャーの賞金も含めて1億2994万円余りを稼いでいる松山英樹が、2位の小平智に8000万円以上の差をつけて独走中。しかし、10月から松山が米ツアーに軸足を移した場合、果たして逃げ切り賞金王は可能なのだろうか。

 ここ数年の賞金王が稼いだ金額の推移を見ると別表のようになる。概ね3勝か4勝して1億8000万円ほど稼ぐのが目安という感じである。

 松山は現在2勝。賞金の内訳にはメジャーで稼いだ3718万円が含まれている。それは日本ツアーの1勝以上の金額だから、3勝したのも同然だ。しかし、10月第2週から米ツアーに本格参戦するとなれば、ビッグトーナメントが続く秋の陣には松山不在という態になる。仮に松山が渡米前に日本で賞金をさらに加算したとしても、過去の賞金王レースを振り返ると、ランク下位からでも逆転は可能。

 片山晋呉が初の賞金王に輝いたのは2000年。この年、シーズンの後半に入っても賞金王の行方は谷口徹、佐藤信人、伊澤利光の三つ巴と見られていた。ところが片山は残り4試合で3勝を挙げて逆転で賞金王の座を射止めた。年間5勝で1億7711万円だったが、そのうちラスト4試合で片山が稼いだ金額は8800万余りだったのだ。

 "松山不在"を埋める主役は現れるか?


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