米ツアーのレギュラーシーズンが終わって、シードを獲得した松山英樹とは対照的に、石川遼は目指す125位には入れなかった。しかし、まだシード獲りのチャンスは残されている。今年から導入される下部ツアーとの入れ替え戦だ。
ウェブドットコムツアーと呼ばれる米ツアーの下部ツアーも8月25日終了のコックスクラシックでレギュラーシーズンの幕を閉じ、賞金ランク上位25人は米ツアー昇格が決まった。さらに、8月29日からウェブドットコムツアーファイナルという4連戦が始まるが、これは同ツアーの賞金ランク26位以下から75位までの選手と、米ツアーのフェデックスポイントおよび賞金ランク126位以下200位までの選手で、翌年の米ツアーのシードを争う試合だ。
この4連戦の賞金ランク上位25人が翌年のレギュラーツアーに昇格できる。石川遼も、もちろんこの25席を狙っての参戦だ。もし、ここで25位以内を確保できない場合は、12月に行われるウェブドッコムツアーQTに行かなければならない。これまでのQスクールは、米ツアーの資格を獲るための関門だったが、今季からのQTは、通過しても下部ツアーの出場資格を得るだけの試合になってしまったのだ。
石川自身、この4連戦について「レベルが高いことはわかっている」という難関ではあるが、それを通過しなければ10月から開幕する米ツアーの新シーズンに参戦できない。松山とのライバル対決のためにも、石川にとって正念場の4連戦になる。
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