欧米共催のメジャー最終戦、エビアン選手権と日本女子プロ選手権の日程(9月12~15日)が重複。選手は二者択一を迫られた。
欧米女子ツアーは、かねてから共催の形で行っていたエビアンマスターズを、エビアン選手権という名称に変更し、第5のメジャーとすることを決定。今年が1回目。
もともと欧州女子ツアーの1試合として行われていたが、2000年から欧米共催になった。かつては日程が全英女子オープンの前後でもあり、多くの日本選手が出場しており、宮里藍は09年、11年に優勝している。
では今年、日本の女子プロたちはどちらに出るのか。米ツアー1年目の有村智恵は、日本女子プロのディフェンディングチャンピオンとして、同大会にエントリー。
エビアンは、ロレックスランク40位まで出場権があるため、33位の森田理香子には権利があるが、森田は女子プロ選手権に出場する。女子プロ選手権はエントリーがすでに終わり、有村以外で米ツアーを主戦場にする面々の出場はない。
海外の女子メジャーは、さまざまな変遷を経てナビスコ選手権、全米女子オープン、全米女子プロ、全英リコー女子オープンの4つに落ち着いていたが、今季から5つに増えたことで、選手の日程はさらに複雑になった。
男子以上に上位選手のグローバリズム化が進んでいる女子プロの世界。各国ツアーは今まで以上にコミュニケーションを深め、日程調整などを行ってほしい。
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