週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/24
2013/9/17更新

越谷や野田……各地で竜巻発生!
プレー中に遭遇したらどうする?

 民家の屋根が吹き飛び、コンクリート製の電柱が折れ、大型キャンピングカーが横転する。9月2日、テレビに映し出された竜巻の猛威に改めて驚愕した人も少なくなかったのではないか。現場となった埼玉県越谷市と千葉県野田市は、首都圏ゴルファーに馴染みのコースも多いが、被害はなかったのだろうか?

 尋ねてみると、「被害はまったくありませんでした」(北越谷パブリック)。「うちも大丈夫。黒い雲と遠雷が不気味でしたが、風もさほど吹かず、倒木もなかったです」(野田パブリック)とのこと。

 唯一、千葉CC野田コースで数本の倒木があったが、幸い人や建物への被害はなかった。ちなみに、石川遼の家族が住む松伏町でも被害が出たが、石川の自宅は無事だった という。

 また、4日はゴルフ場も多い栃木県各地でも竜巻発生のニュースが伝えられたが、現場に近い栃の木CC(栃木県塩谷町)、アローエースGC(同矢板市)ともに「被害はまったくなし」という。

 とはいえ竜巻は今後も発生すると、気象予報士の森田正光さん。
「竜巻とカミナリは積乱雲によってもたらされ、とくに南からの暖かい空気と北からの寒気がぶつかる秋は竜巻のシーズン。より注意が必要です」。

 一説には"9月の第2週(今週)が危険"ともいわれる。積乱雲が発達して空が急に暗くなり、遠くで雷鳴が轟きだしたら、早めに"頑丈な建物のなかの窓から離れた場所"に避難するのがよさそうだ。  

 では、プレー中に竜巻に遭遇しそうになって、避難も間に合わないとなったらどうすればいいのか? 自身もゴルフ大好きな森田さんは「竜巻で怖いのは飛んでくるモノに当たること。ゴルフ場では、できるだけ深いバンカーに入って倒木や飛来物から身を守るよう屈み込んで過ぎ去るのを待ちましょう」とアドバイスする。

 雨雲の動きをいち早く伝える「森田さんの雨デス」というスマホ用アプリの活用も身を守るのに役立つかもしれない。


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