シャフトの長さを調整する機能つきドライバーが話題になっている。
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(左) マルマンのゼータはネック部分に長さの違うスペーサーを噛ませて調節
(右) アダムスのスーパーLS
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マルマンの新ブランド「ゼータ」ドライバーだ。
ゼータは、長さの異なるネック部の専用ソケット(スペーサー)を交換することによって、シャフト長を45インチ、45・5インチ、46インチの3段階に変えられる。「長さが変わるとスウィングバランスが変わるのでは?」と心配する向きもあるだろうが、ゼータ
の場合、スペーサーの重量を変えることによって、長さが変わっても同じ感覚を保てるよう工夫されている。
同社は、振り心地や弾道を変えるこれまでの調整機能と異なり、長さによって飛びを操る"第三世代の可変式ドライバー"と位置づけている。例えば、方向性を重視したいときは短く、飛距離を出したいときや雨の日でキャリーのほしいときは長くするなど、状況によってシャフトの長さを変えられるわけだ。ただし、ラウンド中の長さの変更はルールに抵触する。
調整機能"カチャカチャ"は、シャフト交換を非常に簡単にした側面がある。それまでは、ヒートガンと専用工具でシャフトを抜き、接着剤で装着するため、最低でも一日はかかっていた作業が"カチャカチャ"なら、ものの1、2分で交換でき、シャフトが熱などによって劣化することもない。
シャフトの長さ調整も同様で、これまでシャフトのグリップ側をカットしたり、シャフトを継ぎ足したりして調整してきた。その
場合、シャフトの性能が変わったり、切ると戻せないといったデメリットがあった。
ゼータ以外では、アダムスゴルフの「スーパーLS」ドライバーが、専用スペーサーを使用することにより0・5インチの長さ調整が可能だ。
09年に弾道調整機能がついたテーラーメイド「R9」が発売されて以来、すっかり定着している"カチャカチャ"ドライバー。長さ調整が今後他のメーカーに広まっていくのか、注目されるところだ。
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