週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/1
2013/9/24更新

1メートルが90%の確率で入る?
晋呉も使う"型破り"パター

 フジサンケイで4位と好調だった片山晋呉。〝変わったパターを使っているな〟と気づいた方もいるかもしれない。


大型長方形ヘッドは黒い弁当箱のよう

 正体は 〝1メートルのパットが90%以上の確率で入る〟という触れ込みで発売されたヨネックスの「トライプリンシプル」パター。九州学生ゴルフ選手権3連覇という戦歴を持つ福岡大学の清水明教授と同社の共同開発によるモデルで、中央部に設けられた半円柱の凹みで重心位置が深くなり、スウィートエリアを一般的なピン型パターの2倍にしたという。

 また、ヘッドクラウン部に〝ガイドライン〟を配置。このライン内でストロークすれば理論上1メートル以内はカップインする目安になるという。もちろん、〝90%以上〟とは理論値で、実際のカップイン率を保証するものではない。それでも「ショートパットへの強さをここまで具体的にアピールしたパターはこれまで例がないですね」(本誌でギア探検隊を連載する児山和弘氏)といい、店頭でも話題になっている。  

 KBCから使い始めた片山は、選手たちからこのパターについて聞かれ「(パターを)吊るタイプには合っているかも」と、当分使用しそうだ。

 2016年からアンカリングが禁止されることに伴い、それまでの中尺・長尺パターに変わる新しいアイディアを盛り込んだ、一見、風変わりなパターが今年に入って多く登場している。手で固定するオデッセイの「アームロック」パターや重量パターの「タンク」、長めのグリップを短く持つテーラーメイドの「ダディロングレッグ」などがその例だが、この「トライプリンシプル」パターはそんな1本といえそうだ。


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