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週刊ゴルフダイジェスト 10/15
2013/10/8更新

松山が1カ月間の渡米。
賞金1億円差の大逆転劇はあり得るか

 2位に約1億円の差をつけて賞金ランクを独走する松山英樹は、米ツアー出場のために向こう1カ月、日本ツアーを留守にする。これが賞金王レースにどう影響するか?


永久シードの力で「倍返し」の巻き返しに期待

 松山は今週末のプレジデンツカップに出場後、スケジュールの改変により10月から開幕する米ツアーに参戦する。この間、日本ツアーを6試合欠場し、復帰戦はHEIWA・PGMかVISA太平洋が有力だ。さらに、ゴルフワールドカップに出場が決まれば、日程の重なるダンロップフェニックスの欠場が濃厚で、日本ツアーの出場は残り3~4試合となるだろう。

 一見、1億円差は安泰に見えるが、今後は優勝賞金が4000万円の5試合を含め、高額賞金試合が多いので、逆転は不可能ではない。では、ライバルは誰か。まず最有力は、同2位のS・J・パクだ。今季、優勝は1回だが、2位に3回も入っており、ハマれば2~3勝する可能性は十分ある。

 注目は、同5位の片山晋呉。00年にラスト4試合で3勝を挙げ、一気に8800万余り稼いで逆転賞金王に輝いた実績があるだけに、もっとも不気味な存在だろう。ここにきて上り調子なのに加え、カシオ以外の試合は優勝経験もあるだけに、1つ勝てば立て続けに2つ3つ勝つ底力は十分にもっている。

 1億円差の倍返しは難しくとも、一気の巻き返しでツアーをしっかり盛り上げてほしいところだ。


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