事実上の女子シニアのアマチュア世界一決定戦といえる全米シニア女子アマで、ロサンゼルス在住のカヤット朱美中田さんがメダリストに輝いた。
全米シニア女子アマは2日間のストロークプレーの上位32人がマッチプレーに進出し、優勝者を決定する。中田さんはストロークプレーで見事メダリスト(1位)を獲得。マッチプレーでは2回戦敗退だったが、「メダリストになれたことは私にとってオリンピックの金メダル級に嬉しい」と声を弾ませた。
なにしろ出場選手は全米から予選を勝ち抜いてきた144名の強豪だ。アマ資格を取り戻した元プロをはじめ、海外遠征などの経験豊富な米国を代表するトップアマ、なかには性転換して300ヤード飛ばすような元男子までいたという。
東京・江戸川の出身。ゴルフは3歳から始め、高2と高3で日本ジュニアを連覇。90年から4年間日本代表に選ばれ世界アマでも活躍したエリートアマ。25年前にご主人の転勤でロサンゼルスに移り住み、リビエラCCで9度クラチャンに輝いている。全米女子、同ミッド、同シニアに計20回以上出場し、米アマゴルフ界では「日本人のアケミ」で知らない人はいないほど知名度がある。
「ゴルフで日米のかけ橋になりたいと思ってきた。メダリストになれたことで、私を育ててくれたJGAに少しは恩返しできたのかな」(中田さん)
日本の大会にも参戦しており、10月16日からの関東女子ミッドアマに昨年の優勝者として凱旋出場する予定だ。
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