週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 10/29
2013/10/22更新

宮里美香を2度目のメジャー制覇に導いた
世界一!?短いシャフト

 日本女子オープンで、3年ぶり2度目の優勝を果たした宮里美香。TV中継を見て、ドライバーのシャフトが短いことに気づいたファンもいるのでは?

 女子プロにはシャフトを長めにして飛距離を伸ばそうとする選手が多い。そんななか、美香のシャフトは、加藤大幸キャディいわく「(女子プロでは)世界一短い」という44インチ。正確性を重視したスペックと思いきや、意外にもボール初速が速くなり、飛距離はむしろ伸びているという。

 美香はもともとショットの正確さに定評があり、昨年の米女子ツアーのフェアウェイキープ率ランクは堂々の1位だ。だが今年はクラブとボールの契約が変わり、新ドライバーに馴染むのに時間を費やした。日本女子オープンではグラファイトデザインの新シャフト「ツアーAD MT-6」を44インチで差すことで、難セッティングを攻略したというわけだ。

 シャフトが長くなれば一般的にヘッドスピードが上がり飛距離アップにつながる。一方で、短くしてもミート率が高まり、逆に 飛距離が伸びるケースも少なくない。飛距離アップを流行りの長尺に頼ったものの打ちこなせないという人には、美香の短尺セッティング、試す価値がありだ。


【関連記事】
2013/8/20 宮里美香はベースボール。プロも迷うパットのグリップ
2013/1/1 米ツアー挑戦の智恵と桃子、藍、美香、彩子の共通点は県民性?
2012/7/3 手のひらに「100」と書いたらメジャー2位、の美香に会う

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト