日本女子オープンで、3年ぶり2度目の優勝を果たした宮里美香。TV中継を見て、ドライバーのシャフトが短いことに気づいたファンもいるのでは?
女子プロにはシャフトを長めにして飛距離を伸ばそうとする選手が多い。そんななか、美香のシャフトは、加藤大幸キャディいわく「(女子プロでは)世界一短い」という44インチ。正確性を重視したスペックと思いきや、意外にもボール初速が速くなり、飛距離はむしろ伸びているという。
美香はもともとショットの正確さに定評があり、昨年の米女子ツアーのフェアウェイキープ率ランクは堂々の1位だ。だが今年はクラブとボールの契約が変わり、新ドライバーに馴染むのに時間を費やした。日本女子オープンではグラファイトデザインの新シャフト「ツアーAD MT-6」を44インチで差すことで、難セッティングを攻略したというわけだ。
シャフトが長くなれば一般的にヘッドスピードが上がり飛距離アップにつながる。一方で、短くしてもミート率が高まり、逆に
飛距離が伸びるケースも少なくない。飛距離アップを流行りの長尺に頼ったものの打ちこなせないという人には、美香の短尺セッティング、試す価値がありだ。
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