週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/5

2013/10/29更新

すごい16歳
リディア・コーが最終戦でついにプロデビュー

　最年少記録を次々塗り替えているリディア・コー（16歳）。史上最強アマがツアー最終戦のＣＭＥグループタイトルフォルダーズにプロとして参戦するというニュースが飛び込んできた。

コーはまだ16だけどプロ転コー！

　メジャー最終戦のエビアン・マスターズで単独２位に入った直後「来年にはプロになる」と宣言したコー。以前は憧れのミッシェル・ウィにならい「スタンフォード大学に進学したい。プロになったらお金のために戦わなければならない。そうなるのはイヤ」とプロ転向には否定的だったが、どうやら周囲がそれを許してくれなくなったようだ。

　しかしコーの前に立ちはだかるのが年齢制限の壁。現行では18歳にならないとツアーメンバーにはなれず、条件をクリアするためには２年待つか、コミッショナーの特別承認が必要になる。

　コー以前にはレクシー・トンプソンがやはり特例を申請し16歳でメンバー入りを果たしており、ＣＮカナディアン女子オープン連覇などレクシーを凌ぐ戦績を残しているコーに特例が採用されるのは必至。年齢制限はもはや形骸化しつつあるといえそうだ。

　プロだったら通算２勝で累計６０００万円弱、エビアンの２位で３０００万円弱、この２シーズンでラクラク億を超す賞金を稼ぎだした。16歳。「そんなこと全然気にしていません」と本人はいうが、周囲が「もったいない」と思うのも無理はない。

　ウィの例を出すまでもなく、女子の旬は案外短い。勢いがあるときにプロになったほうが賢明なのかもしれない。