米男子ツアー第2戦シュライナーズホスピタルズオープンで、石川遼が2位タイでフィニッシュ。米ツアー自己最高順位(2度目)で戦いを終えた。
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松山に続いて石川も活躍!
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久しぶりに、赤いウェアを身にまとった強い石川が戻ってきた。高校1年生で優勝したマンシングウェアオープン以来、最終日の石川と赤いウェアはセットだった。タイガー・ウッズへの憧れもあったが、優勝を争う自身にとって赤が自然と気合いの入るラッキーカラーだった。ところが、米ツアー本格参戦後は苦戦が続いていたため、いつしか「優勝を争う石川=赤」の印象は薄れていた。
「次は赤じゃなくてもいいし、青でいこうかな。以前は赤いウェアを着ることで自分に気合いを入れていたんですけど、今の自分は必要以上に気合いを入れる必要がない。静かに最終日を迎えたい」(石川)
赤いウェアを着て勝利を重ねていた自分は過去の自分。シード権を手放す危機に瀕した米ツアー参戦1年目から、成長を遂げてきた石川にはいわゆる験担ぎも必要ないのだろう。それほど今は充実の時を過ごしている。賞金シードを左右するフェデックスカップポイントは、開幕からの2戦で293ポイントを獲得。すでに昨シーズンの298ポイントに迫る数字だ。シード権のボーダーラインとされる450ポイントの半分以上を、2戦目にして超えている。
好調の要因のひとつは、昨年から苦しんでいた腰痛の不安が軽減されたことだろう。「この1年、自分の身体と向き合ってきました。腰に張りがあったり、痛みが出たら、その原因を探りながら自分でストレッチしたり、トレーニングしたり。自己管理ができるようになった」(石川)
その結果、ショットだけでなく、昨シーズン中盤に苦しんだパッティングにも安定感が出てきた。今後の石川が目指すのは海外初優勝しかない。今回の2位という好結果にも満足する様子はなく、「だって、首位とは6打差ですからね。6打差あったら(ワールドランキング上位の選手が参加する)普段の大会なら10位でもおかしくない。純粋に情けない話です」(石川)
国内ツアー復帰は、早くても来週のHEIWA PGMから。連覇を狙うVISA太平洋には出場予定。この秋、好調な姿を日本のファンも見られそうだ。
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