週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/17
2013/12/10更新

来季は4試合増だけど…
米女子ツアーはまだまだアジア依存

 米女子ツアーの来季日程が発表された。賞金ランク対象競技は4増の32試合で34試合が行われた08年以来6年ぶりに30台に乗った。低迷期を脱した感のある来季の注目点は?

 いちばんの注目は、新規の4試合中3試合が米国内で行われること。米女子ツアーはここ数年、海外、とりわけアジアへのシフトが急増。結果、今季は米国内14試合、国外14試合と同数にまでなった。それが来年は17:15とやや失地回復することになる。

 加えて7月には「インターナショナル・クラウン」という8カ国による国別対抗戦が米国内で開催される。出場国は世界ランクを基に選出。日本の出場は決定しているが、代表4選手はクラフト・ナビスコ選手権開催週の月曜、3月30日に発表される予定。

 一方、海外での新規競技1試合だが、10月最終週のミズノクラシックの前週にアジアで予定されている(詳細未定)。

 4月に加わったスウィンギングスカートは台湾女子ツアーとの共催競技だ。米国内で海外ツアーとの共催競技が実施されるのはこれが初めて。同大会はもともと12月に台湾で開催されており、今年も今週6~8日に行われる(ニコニコ動画で生中継される)。

 ということで、プレーヤーも試合も、依然としてアジアの存在感は大きい。そうしたなか、コミッショナーのマイケル・ワン氏は「いつになるとはいえないが6番目のメジャー競技がアジアで創設されることは避けられないだろう」と興味深い発言をしている。

 この先、米女子ツアーはどう変貌するのだろうか。その将来像は正直、まだ見えない。


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