ワンアジアツアーのオーストラリアンオープンでローリー・マクロイが1年ぶりに優勝した。これは完全復活の第一歩なのか?
世界ランク1位でスタートした13年はマクロイにとって苦しいことの連続だった。莫大な契約金を手にしてナイキの看板選手になったはいいが、当初はクラブが合っていないのでは? と囁かれるほど大苦戦。結果が出ないままシーズンは終わりを告げ、昨年の欧米同時賞金王から米ツアーでは賞金ランク41位、欧ツアーでは同35位へと転落。事務所移籍がらみの訴訟騒動にも巻き込まれた。
そんななか、オーストラリアンオープンでは母国のメジャー2連勝中のアダム・スコットを最終日最終ホールのバーディで逆転しての復活V。10月中旬に来日したとき「あとちょっとで噛み合う予感がある。来シーズンは世界ランク1位返り咲きを目指す」と語っていたとおり、直後に出場したHSBCチャンピオンズ(中国)で6位 タイ、欧州ツアー最終戦(ドバイ)で5位タイに食い込み、満を持して出場したオーストラリアンオープンで復活の狼煙を上げたというわけだ。
10月中旬から使い始めたドライバーの新モデル(VR-Sコバート2・0ツアー)がフィットし、ニューボール(RZNブラック)との相性も抜群。「このドライバーとボールは僕のゴルフ人生で最高の組み合わせ!」と本人も興奮を隠せない。
「いろいろあったけど長い目で見れば貴重な経験だった」と振り返ったマクロイ。終わり良ければすべて良し!?
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