16歳のリディア・コーがプロ2戦目で天才少女ぶりを遺憾なく発揮し、早くもプロ初優勝を飾った。
コーが勝ったのは台湾で行われたスウィンギングスカートワールドレディスマスターズ。欧米のメジャーツアーの一環ではないが、出場者は世界ランク1位のパク・インビをはじめ、メジャーチャンピオンのチェ・ナヨン、ポーラ・クリーマー、シン・ジエらそうそうたる面々。世界ランクを左右するロレックスポイントは優勝で37ポイント、日本ツアーよりも高い。一流選手がスコアメークに苦しむ強風のタフなコンディションのなか、コーは最終日にアンダーパー(69)をマークし逆転勝利を挙げたのだから大したものである。
アマチュア時代、欧米豪で次々と最年少V記録を更新し、米ツアーのCNカナディアンオープンではなんと連覇まで達成しているコー。待望のプロデビューを飾った米女子ツアーの最終戦は21位タイに終わったが、プロ転向わずか2戦目で即優勝。賞金15万ドル(1500万円強)を獲得したが「皆さん強いので最後の最後まで勝てるなんて思っていませんでした」と謙遜した。
ちなみに同大会には大挙13人の日本人が出場していたが、笠りつ子らが28位タイに入ったのが最高。米ツアーのシード選手、上原彩子はコーと26打差の72位タイだった。
期待という名の大きな重圧を背負いながら、さらりと凄いことをやってのける天才少女。それでも彼女は「家族のサポートを受けながら世界中を旅できるだけで幸せです」と静かに微笑む。いったいコーはどこまで強くなるのだろうか?
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