日本の女子プロでただ一人海外メジャー優勝の偉業を成し遂げた樋口久子が、2カ月前に大記録を作っていた。68歳で65のエージシュート。これは日本の女性エージシューターで史上最少スコアに?
77年、全米女子プロ優勝
樋口は、ほぼ毎週のようにツアーのプロアマに出場し、日本女子プロゴルフ協会の相談役として忙しい毎日を送っている。ゴルフはプロアマを含めて週に2~3回プレーしているが、試合には出ていない。プロアマではカップインすることが少なくスコアをつけないし、ふだんは、浜野GCなどホームコースでプレーする機会が多く、ブルーティからラウンドするため、年齢の68以下で回ることは難しかった。
今回達成したのは、都GC(6351ヤード、パー72)で行われたコンペ。
「いつもより調子がよく、白ティからの距離ということもあり、前半は31。後半の10番でボギーを叩きましたが、それから3つ伸ばして65(8バーディ1ボギー)。エージシュートはこれが初めてだったんです」(樋口)
日本の男子プロは、樋口の師匠の中村寅吉が81年に66歳で樋口と同じ65をマーク。昨年レギュラーツアーで尾崎将司が62(66歳)を記録した。海外では75年にボブ・ハミルトンが59歳という若さで59を達成している。
日本の女子プロのエージシュートの記録について、LPGAは、「女子プロでは初めての記録だと思います。もちろん65という数字も記録も記憶もありません」という。
77歳で76を記録した林サキ代さん(81歳・松阪)など、アマチュアの女性ゴルファーのエージシューターは年々増えている。しかし、アンダーパーでの記録達成は聞いたことがない。
多分、樋口が、日本女子ゴルフ史上、最少エージシュートを記録し、最年少エージシューターになったと言える。
もし、この記録を破っている女性ゴルファーがいたら、ぜひ本誌編集部までご一報を……。
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