人気急上昇中!香妻琴乃が賭けた初シードへのギャンブル
 

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週刊ゴルフダイジェスト 9/30・10/7号
2014/9/23更新

人気急上昇中!
香妻琴乃が賭けた初シードへのギャンブル

 若手美女プロとして人気の高い香妻琴乃が獲得賞金2000万円を突破し、来季シード"当確"。シードを持たない彼女が打って出た出場資格とは?

14試合で賞金2000万円を超えた香妻琴乃

 賞金シードのない選手が多数の試合に出るには、主催者推薦を受けるという方法がある。だが、年間8試合と上限が決められており、香妻も前半戦ですでに7試合を消化していた。

 ほかに出場する方法としては、香妻がサマンサタバサで2位に入り、翌週のセンチュリー21に出場したように、3位以内で翌週の権利を獲得できる。また、ステップアップツアーで優勝すると、翌々週から4試合に出られる。

 さらに、ギャンブルになるが、"ウェイティング"で試合数を稼ぐ方法がある。賞金シードなど有資格者が優先出場順位を持ち、その試合の出場選手枠に空きがある場合は、前年のQT上位者から埋めていく。そこに声がかかるのを待つ=ウェイティングというわけだ。もちろん、空きが回ってこないこともある。

「QT40位以内で8割ほどの試合に出られる」(LPGA事務局)といわれ、60位の香妻は数に限りがあるなか、スタジオアリス(30位タイ)、サロンパスカップ(59位タイ)、ヨネックス(12位タイ)、日医工女子(50位)など、出場した試合では着実に結果を残した。ニトリでは、当初は同週のステップアップツアーに出場予定だったのをキャンセルするギャンブルに出て、出場枠を獲得。7位タイと健闘した。そしてゴルフ5も、メジャーの日本女子プロを控え、休養や調整にあてる上位選手の相次ぐ欠場でチャンスをつかみ、5位に入ったのだ。本誌夏の合併号のファン投票では、ツアー会場で1位を獲得。定評のあるビジュアルからは想像できない、大胆な発想(?)で見事に賞金シードの道を切り開いた。

 しかし、今季は、出られる試合が日本女子オープンとマスターズGCの残り2試合のみ。初優勝すれば、ファンも毎試合見られるのだが……。

 
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