勝みなみのツアー優勝、永井花奈の日本女子オープン3位など、高校生の活躍を受けて、「プロテスト受験資格」の見直しが始まった?
永井花奈ちゃんは通信制ジュニア
日本女子オープンのローアマチュアは、プロテストの1次及び2次が免除され、最終テストから受験することができる。しかし永井は今のままではその特典を利用することができない。
というのも、LPGAのプロテスト受験資格に18歳という規定があるため。来年7月末のプロテスト時点で永井は18歳(誕生日は6月16日)にならないからだ。受験資格年齢を満たしたあとに1次は免除され、2次から受けられるのだが……。
LPGAがプロテスト受験資格を「18歳以上」としているのは、「プロアマ戦やパーティなどでお酒を伴うこともあるため」(小林浩美会長)としている。
「『誕生日の少しの差で免除されないのはどうかと思う。例えば免除資格を受験年齢まで持ち越すなど、検討する』といった会長の言葉は現在のところ、まだ進展はありません」(LPGA広報)
米ツアーでは男子、女子とも18歳が受験資格ではあるが、「その時のコミッショナーの権限で判断している。女子では優勝したリディア・コーやレクシー・トンプソンなどがそうで、ツアーの隆盛のためにフレッキシブルに対応している」(ゴルフ評論家・岩田禎夫氏)
ちなみに日本男子ではJGTOが「義務教育を終えた年齢」、PGAでは「16歳以上」となっている。
受験資格年齢が改正されれば、永井のほか、プロより強いスパー女子高生たちが続々受験するはずだ。そうなれば女子ゴルフ界は、東京五輪に向けてヒートアップするだろう。
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