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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2014/12/16号

2014/12/10更新

遼も松山もびっくり！
リディア・コーは17歳で賞金２億円

　米女子ツアーは最終戦のツアー選手権で17歳のリディア・コーが逆転優勝を飾り、今季新設されたポイントランクによる年間クイーン争い（レーストゥＣＭＥグローブ）も制して特別ボーナス１００万ドル（約１億１７００万円）を獲得した。

　１億円を超えるキャッシュが透明のボックスに入れられ展示された最終戦の会場。それを見てコーは「こんな大金を見るのははじめて。誰が持って帰るのかしら？」とため息をついたというが、まさか本人のものになるとは！

　最終戦の優勝賞金50万ドル（５８５０万円）を上積みし、コーの年間獲得賞金は２００万ドル（約２億３５００万円）の大台を突破した。これに１００万ドルの特別ボーナスを加えるとプロデビューイヤーに３億円を優に超す大金を手にしたことになる。まだお酒も飲めず免許も持っていない未成年が、である。

　石川遼が持っていた世界最年少Ｖ記録を更新したのが15歳のとき。以来欧米豪ツアーで最年少Ｖ記録を塗り替え、アマチュア時代に同一大会（カナディアンＯＰ）で連覇を達成したことも。プロデビューの今季は３勝を挙げ世界ランク３位に浮上。もちろんルーキーオブザイヤー（新人賞）にも輝いた。

　１００万ドルのボーナスは賞金に加算されないため記録的なランキングは３位だが、コーは実質的な＂影＂の賞金女王。一方＂表＂の賞金女王に輝いたのは世界ランク２位のステイシー・ルイス（米）で、２位は世界ランク１位のパク・インビ（韓）だった。

　じつはアメリカ人のマネークイーン誕生は93年のベッティ・キング以来21年ぶり。ルイスは他にもプレーヤーオブザイヤーとベアトロフィー（平均ストローク１位）の主要部門で栄冠に輝き「３冠こそ私が欲しかったもの」と喜びをあらわにした。