世界に目を向けると17歳のリディア・コーを中心に10代の活躍が目立ったのも14年シーズンの特徴だった。
ナビスコでメジャーVのレクシー・トンプソン(19)
リディアは最終戦のツアー選手権を逆転で制し年間獲得賞金額を200万ドル(約2億4000万円)の大台にのせ当然のようにルーキーオブザイヤー(新人賞)に輝いた。そればかりか賞金ランクとは別のポイントレース(レーストゥザCMEグローブ)でもトップに立ち、特別ボーナス100万ドル(約1億2000万円)をゲット。デビューイヤーに3億円強を荒稼ぎしたのだから恐るべき17歳である。
彼女のほかにもメジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権で元祖・天才少女ミッシェル・ウィとの激闘を制して栄冠に輝いた19歳のレクシー・トンプソンや、メジャー最終戦のエビアン選手権でビッグネームを振り切り優勝を飾った19歳のキム・ヒョージュら、老練ともいえる技が光るティーンエージャーが結果を出した1年だった。
少し前はパク・インビやシン・ジエら88年生まれの"パルパル世代(韓国語で88)"が若手の代名詞だったが、彼女たちもすでに20代半ばを過ぎ中堅の仲間入り。代わって10代後半からウィを含む20代前半のプレーヤーがツアーを席巻するようになった。
とはいえ現時点ではコーのを挙げたほか、トップ10入り15回と安定感はツアー屈指。アラレちゃんメガネの17歳が来季もツアーを引っ張ることは間違いなさそうだ。
それにアマチュア時代からコーを「意識している」というキム・ヒョージュやアメリカ期待のトンプソンがどう絡んでくるのか? 来季はさらにティーンエージャー旋風が加速する?!
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