愛媛県今治の“二宮一家”が4人全員、四国(女子)アマを制覇し、その祝賀会が来週22日、今治国際ホテルで開かれるという。
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「二宮家は四国の誇り」by四国ゴルファー
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主催する四国ゴルフ連盟事務局長、檜垣吏氏によると「昨年ようやく息子の愼堂さんが勝って(笑)、家族全員の四国タイトルがそろいました。祝賀会に飾る日本ゴルフ協会の表彰状にも『日本で例をみない快挙だ』とあります。四国の誇りですよね」
広島の佐伯(三貴)父娘や熊本の笠(りつ子)父・兄妹、宮里兄妹など全国ゴルフ一家は数あれど、一家全員で地区アマ全制覇は聞いたことがない。
二宮一家の構成は、父・英二さん(55歳・HC0)、母・薫さん(53歳・HC2)、息子・愼堂さん(30歳・HC+2)、娘・歌奈子さん(28歳・HC5)。四国アマ・四国女子アマのタイトルは、父が90、95年、母が94~97、01、03 年、娘が07年に獲得。そして最後に、昨年獲得したのが息子なのである。「いやー、辛かったですよ。毎年周りに『まだかいな』と言われて。いいところまでは行くんですが、学生が多いなかでなかなか勝てなくて。最後はプレーオフだったんですが、初めて競技で緊張しました。同じ試合に出場した父も『ドキドキしたわー』と。母と妹にも電話したら、『あんたの実力で勝てんのおかしいわ』(母)『そろそろやと思いよった』(妹)と。周りのみんなは『おめでとう』ではなくて『やっと勝ったの』ですから(笑)。ボク、先輩の優作さんみたいなもんやったんですよ。家族のなかで唯一、勝ってないという(笑)」
こう愼堂さんが話すように、兄妹は東北福祉大学ゴルフ部出身。高校は明徳義塾ゴルフ部で松山英樹の先輩、歌奈子さんは横峯さくらの同級生。父母は、羽川豊がいた黄金時代の専修大学ゴルフ部出身なのだ。
二宮一家の強さの秘密はこれだけではない。実はミニコースもついたゴルフ練習場「乃万ゴルフ」を家族経営している。日々仕事をしながら腕を磨いているのだ。ここに地元のトップアマが大勢集まるほか、お忍びでツアープロも来るとか。
「オヤジは去年、日本シニア3位、お袋は日本マスターズで優勝しましたからねえ」(愼堂さん)という二宮一家。今後は4人そろっての「日本タイトル」制覇を狙う。
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