苦闘を続けた昨年から一転、今シーズンの石川遼が好調だ。とはいえ、ファンにとってはうれしい反面、日本で生のプレー姿を見られないのは寂しい限り。そこで、石川の日本ツアー凱旋スケジュールを探ってみた。
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「日本のツアーに恩返しがしたい!」by遼
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先週のファーマーズ・インシュランス・オープンで7位。これで13~14年シーズン早くも2度目のベスト10入りだ。初戦から3試合連続で予選落ちを喫した昨年とは対照的なスタートダッシュを見せる。
シードに直結するフェデックスカップポイントが300ポイントを超えた昨年末、「来年は日本の試合に出たい」と語った石川だが、その後の状況を石川のマネジャーに話を聞いた。
「現状に動きはなく、スケジュールはかなり流動的になると思いますが、石川本人の『日本のツアーに育ててもらったので、恩返ししたい』という思いは変わっていません。ただし、目標は米シードを確定させること。シードの目安である450ポイントに届いた段階で、初めて日本のことを考えられるはず」
とはいえ、シードをクリアすればすぐ日本へ、という単純な話ではない。次の目標も見えてくるからだ。
「アメリカで好調が続けば、マスターズに出場できる"世界ランク50位"が見えてきます。今季はメジャーの出場権がないので、これは大きな目標です。ただし、通常のPGAツアーでは46位に入れば25ポイント獲得できる。まずシードの目安の450ポイントに届けば、開幕戦である東建への出場を選ぶ可能性も。中日クラウンズの翌週のプレーヤーズ選手権は、現段階では出場権はありませんが、この辺りの調整次第では、前半戦、日本でプレーができるかもしれません」(同氏)
ともあれ、アメリカで好成績を残すことで、日程に余裕が生まれる。今季は、昨年より多く日本でその姿を見られるのは間違いなさそうだ。
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