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週刊ゴルフダイジェスト 2/25

2014/2/17更新

ヨコハマタイヤが米女子ツアーの試合の冠スポンサーに。
その狙いとは？

　米女子ツアーは、今季25戦目のアラバマＬＰＧＡクラシック（９月18～21日）の冠スポンサーに「ヨコハマタイヤコーポレーション」が決定したと先週発表した。

　これにより大会名は「ヨコハマタイヤＬＰＧＡクラシック」に。同社は横浜ゴムの米国子会社だが、米女子の試合の冠スポンサーになる狙いは何か？

「一言でいうと米市場における横浜タイヤの認知度アップです」と答えるのは同社広報部長の池田均氏。アメリカは同社の主な輸出先であり、開催地のアラバマ州のお隣、ミシシッピー州に来年操業予定の新工場を建設中。米国民に一気に名を広めたいという思惑が冠スポンサーという形になった、というわけ。

「大会開催地のアラバマ州は、近年の米自動車産業の中心地。周辺のテネシー州には日産、ケンタッキー州にはトヨタ、オハイオ州にはホンダと、日本の自動車企業が数多く進出しているので、大会には現地駐在員が多数、動員されるでしょう」とは、モータージャーナリスト伏木悦郎氏。

　ちなみに、横浜ゴムは国内ではゴルフメーカーのプロギアも抱えているが、「プロギアは国内市場だけの販売で、米市場には昨年もまったく輸出しておりません」（前述の池田氏）とのこと。無論、米女子プロにプロギア契約選手はおらず、契約プロの原江里菜が推薦出場するかも、現時点では未定。

　これまで米ツアー（男女）の試合をスポンサードした日本企業は、トヨタや日産、ホンダなどいくつかあるが、ゴルフクラブメーカーの参入は女子では日米共催のミズノクラシックだけ。ヨコハマタイヤの進出は円安の影響？