週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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政情不安も心配なし
ホンダＬＰＧＡタイランドに日本の女子プロが集結！

　今週開催の米女子ツアー第３戦「ホンダＬＰＧＡタイランド」には、米ツアーの選手に国内ツアーの選手も加わり、毎年多くの日本人女子プロが参戦する。

10年の覇者、藍。悲願のメジャー制覇に向け弾みをつけたい

　タイといえば、首都バンコクの反政府デモによる非常事態宣言を発令中。国内男子ツアーがワンアジアツアーと共催する予定だった３月のタイランドオープンは開催延期が決定しており、同国内で行われる今大会も開催が懸念されたが、会場がバンコクから離れたビーチリゾート・パタヤということもあって治安に ＂問題なし＂の判断を下したようだ。 　

　出場予定の主な選手は、米ツアー組が宮里藍、宮里美香、上原彩子、有村智恵、野村敏京。国内組では、諸見里しのぶ、堀奈津佳、比嘉真美子など。米ツアー組にはすでに今季の戦いがスタートしている選手もいれば、今大会が開幕戦となる選手も。国内組は自国ツアーの開幕を見据え、気候のよいタイで調整を兼ねての参戦という意味合いが強い。

　今季２戦目となる藍は、長くキャディを務めてきたミック・シーボーン氏とコンビを解消し、開幕戦でバッグを担いだケビン・フルウェリン氏と３試合の＂お試し中＂。「新しいチャレンジが必要だった。いい意味でリフレッシュできている。まずは優勝」（藍）

　美香も藍と同様、目標のメジャー制覇に向け、今季初戦に臨む。 　

　国内組の注目は、昨年２勝を挙げ、「全英リコー女子オープン」で７位と健闘した比嘉だ。「昨年の大会はプロ転向後の初の海外戦で、結果は最下位の70位。私にとってはリベンジマッチです」

　昨季２勝の堀は、「昨年後半は体力に課題を感じたので、体力強化が今年の目標。１月下旬からタイで調整し、課題も克服できていると思います。初めての米ツアー参戦なので楽しみです」

　再起にかける諸見里は、「09年以来の復活優勝を勝ち取りたい！　そのイメージはできています」と日本ツアー開幕前に実戦で試合勘を養う。 　

　微笑みの国で躍動するゴルフなでしこが楽しみだ。

　
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