週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 3/11
2014/3/3更新

今日パパが勝った、明日、ママがいる
バッバ、養子の息子と涙の優勝!

 飛ばし屋バッバ・ワトソンがマスターズ以来2年ぶりの優勝を飾り歓喜の涙を流した。じつは彼、190センチの大男でありながらツアー屈指の泣き虫としても知られている。

 ノーザントラストオープン最終日、4打差を逆転してトロフィーを掲げたバッバのかたわらには、元バスケットボール選手で193センチの長身を誇る妻アンジーさんと、息子(養子)のカレブくんの姿があった。「マスターズの表彰式ではひとりだったけれど今回は3人。こんなにうれしいことはない」と感無量のバッバ。実は2年前にメジャータイトルを獲得したとき、ワトソン家には新しい家族が仲間入りしたばかり。普段なら必ず夫の優勝シーンに立ち会う妻だが、産まれてまもない赤ちゃん(カレブくん)を養子にもらった事情で留守番中だった。それから2年後、大人びた表情で威風堂々と父の優勝シーンにはしゃいで見せる息子の姿に、バッバは感極まった。

 思えばバッバは節目節目で泣いてばかり。4年前のトラベラーズ選手権でツアー初優勝を飾ったときは、病床の父に捧げる悲願の初Vに涙が止まらず。同じ年のライダーカップで米チームが負けたときも肩を振るわせ号泣した。

 マスターズでは夫婦の夢だった養子を迎えられたことと優勝のダブルの喜びに涙が止まらず、今回は愛くるしい息子の姿に涙腺は刺激されっぱなし。「僕のことを泣き虫と呼ばないでくれ」と本人は苦笑いするが、実際泣き虫なのだ。それがまたファンにとっては たまらない魅力なのである。

 そして彼はまた、チャリティ活動に熱心なことでも知られている。ガンで最愛の父を失ったことがきっかけで契約先のピン社とタッグを組み、ピンクのドライバーでティショットを300ヤード以上飛ばすたびに300ドルをガン撲滅チャリティに寄付している。

 加えて今年は、自らが着用するグローブの売り上げに応じて相応の額を寄付する契約を同社と締結。東日本大震災の際も被災地に5万ドルをポンと寄付している。

 久々の勝利で勝ち方を思い出したバッバ。マスターズ前にはブックメーカーによる「次にバッバが泣くのはいつ?」なんていう賭けが成立したりして……!?

 
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