週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 6/3号
2014/5/27更新

みなみの“65”を見た藍も感心。
「若いと怖いものがない」のはなぜ?

 アマ優勝を果たした15歳の勝みなみがまた偉業を達成。サロンパスカップ2日目に記録づくめの65をマークした。





 奪った10バーディはメジャー大会および今季ツアーの最多記録。65はメジャーでのアマ最少記録で、茨城GCでの大会レコードタイ。初日の82から17打も縮める〝変身〟ぶりは記憶にも残った。

 2日間、同組で回った宮里藍は、「昨日の今日で気持ちの持っていき方が難しかったと思うけど、吹っ切れたのかな。怖いものがないのは、若いときにしかないもの」

 〝若い=怖いものなし=強い〟の関係について、現在活躍するアマ・堀琴音(18)やアマ時代から名を馳せた諸見里しのぶらを指導し、プロとジュニアの世界に精通する江連忠プロに聞いた。

「ゴルフは経験のスポーツ。経験を積むほど失敗の数も増える。年数を重ねるに従い、成功の喜びより失敗の恐怖のほうが強く脳に残るのでしょう。だから、失うものが少ないジュニアは強気でプレーでき、それが成功すれば自信になる。米ツアーの選手に『パットがいちばん上手かった時期』を尋ねたところ、平均が17~18歳だったという話もあります」

 今季のツアーでは、勝のほかにも森田遥(17)や永井花奈(16)らアマの活躍が目立つ。彼女たちの〝ツアーにおける平均ストローク〟を算出し、プロの平均ストロークのランクに当てはめると……。

 勝は、賞金女王・森田理香子(12位)やメジャー覇者・成田(11位)の上を行く9位に相当。森田遥も32位とプロに引けを取らない。

 ちなみに、アマ時代の実績十分な藍、横峯さくら、諸見里しのぶも調べてみると、いずれも10代半ばからプロと遜色ない数字だったことがわかる。  

〝怖いもの知らず〟の強さはイマドキの10代に限った話ではないようだ。

 
【関連記事】
2014/5/27 アマチュア宣言のみなみちゃん。今年はどんな試合に出られるの?
2014/ 5/13・20 目標は東京五輪!プロの「勝」より「アマのままで」
2014/4/22 アマちゃん祭りだ!女子ツアー&世界でジュニアが大活躍!

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト