欧州ツアーBMW PGA選手権で優勝したローリー・マクロイ。テニスの元世界ランク1位のキャロライン・ウォズニアッキとの婚約解消を電撃発表した直後だっただけに、大きな驚きをもって報じられたが、その陰には頼りになる新しい相棒の姿があった。
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VR X3Xウェッジ
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マクロイが欧州ツアーで優勝するのは、米欧ダブル賞金王に輝いた12年の最終戦以来、1年半ぶりのこと。しかし、翌13年は苦難の連続の1年だった。大型契約でクラブを換えたものの、結果が出ない。さらに、事務所移籍がらみの訴訟騒動にも巻き込まれた。
そんななか、13年暮れにウォズニアッキとの婚約を発表。苦しい時期を支えてくれた彼女の存在は、間違いなく彼の心の支えだったのだろう。
しかし、そんな彼女との別れは、電話でたった3分の会話で済まされたという。その直後で、鮮やかな逆転V。一方、ウォズニアッキは全仏オープンで1回戦敗退と明暗がくっきり分かれた。となれば、婚約破棄と優勝の因果関係を見出したくなるのが衆目の一致するところだが、マクロイはきっぱり「それは違う」言い切った。
では、マクロイの優勝を支えた新しい相棒は何か? それは、その週から使い始めた新ウェッジかもしれない。ナイキ「VRX3X ウェッジ」で、マクロイが使用するのはトゥスウィープソールと呼ばれるモデル。ヒール部分のソールを極端に薄くカットすることで、フェースを開きやすく、ヘッドの抜けもよくしている。
「ラフでの振り抜きがいいんだ。長いラフでもボールが出しやすい。今回もラフからのアプローチでずいぶん助けてもらったよ」とマクロイ。
新相棒との船出はひとまず、順風満帆のようだ。
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