今年の全米オープンはいろいろな注目点のあった大会だったが、それでもタイガー・ウッズの欠場の穴は大きかった。入場料の価格が昨年に比べて大暴落していたのだ。
タイガー不在によるチケット市場の価格暴落は、マスターズでも話題になったが、今大会も4日間通しチケットは昨年の平均1400ドルから同424ドルで、約3分の1に下落。また、木曜分は昨年の285ドルから54ドル、なんと約5分の1の価格で売買されていた。
アメリカにおけるタイガーの注目度は圧倒的だ。例えば、マスターズで話題になったテレビ視聴率の下落だが、先月のツアー選手権では、タイガーが優勝した昨年の5.7%から今年は半分以下の2.6%にまで激減した。
この結果をみれば、来月の全英オープンでのメジャー復帰を願わずにはいられないのだが、実はジャック・ニクラスのメジャー優勝記録18勝の更新を狙うタイガーにとっても、もはやメジャーはひとつも無駄にできないところまで来ている。
というのは、ニクラスが15勝目をマークしたのは38歳の年の全米オープン。14勝で足踏みするタイガーも現在38歳。そのため、年齢ごとに積み上げたタイトル数を比較すると、今年の残る全英と全米プロのどちらかで勝利しないとニクラスに後れをとることになる。
自身のためにも、マーケットのためにも、タイガーには是非、ロイヤル・リバプールに姿を見せてもらいたいものだが、果たして!
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