週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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17歳で賞金１億円突破！ リディア・コーと石川遼の最年少記録対決

　マラソンクラシックで、リディア・コーがＬＰＧＡツアー通算４勝を挙げた。しかも史上最速＆最年少の17歳２カ月26日で獲得賞金１００万ドル（約１億円）突破のおまけつき。そういえば石川遼が１億円超えを達成したのも17歳だったが……。

　およそ２年半前、石川が持っていた世界最年少優勝記録を塗り替え、14歳でプロの大会（豪州ツアー）に勝ったのがコーだった。石川の記録の前に立ちはだかるアラレちゃんメガネの天才少女。しかし１億円突破に関しては石川に軍配だ。

　08年に当時丸山茂樹が保持していた史上最年少記録を一気に９年近く縮めて１億円突破の金字塔を打ち立てたのが石川、17歳２カ月13日のとき。今回コーは、石川の記録にわずか13日及ばず。

　それでもツアー４勝のうち２勝がアマチュア時代。他にも豪州（２勝）、欧州ツアー（１勝）でもアマチュア時代に最年少優勝記録を塗り替えていることを考えると末恐ろしい17歳である。世界ランクはすでに２位。涼しい顔で次々と大記録を打ち立てるコーからはすでに大物の貫禄さえ漂っている。

　しかし素顔はいたって普通。「まわりのティーンエージャーとまったく同じですよ。賞金？　アンダーパーごとに10ドル（約千円）のお小遣いをもらっているから、今回は１５０ドル。なにか電子機器が欲しいです」

「賞金にはまったく無頓着」という本人だが、自らの手で稼いで得たお小遣いは「お財布があったかくなった気がしてうれしい！」と無邪気に笑う。

　そういえば石川もプロデビュー戦のパールオープン（ハワイ）でトップ10入りし約26万円の賞金を獲得したとき「そんなにもらっていいんですか？　26万円なんて大金、ちょっとこわいです。だって僕まだ高校１年生ですよ」といってたっけ。

　女子の生涯獲得賞金１位はアニカで２２５７万ドル（約23 億円）。果たしてコーは、将来アニカ超えなるのだろうか？

　
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