センチュリー21(7月25~27日)でイ・ボミが今季2勝目を挙げ、7月までの戦いを終えて、20試合中11試合が外国人選手の勝利。日本人選手が勝たないと、ツアーは衰退しそうに思えるが、むしろ人気は衰えるどころか……。
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ビジュアルも人気のイ・ボミ
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「日本人が勝たないとツアーは面白くない」のは昔の話。いま絶好調の女子ツアーは話題に事欠かない。
サマンサタバサ(7月18~20日)は、初優勝を目指すホステスプロの香妻琴乃と今季3勝目をかけた成田美寿々のプレーオフ。展開もあって、テレビ東京の視聴率は7%を超えた。ところが翌週は、韓国のイ・ボミの優勝で4.3%に落下。やはり外国人選手ではダメ? だがテレビ東京関係者曰く、「27時間テレビと大相撲の千秋楽で視聴者を奪われただけ。まあまあの数字ですよ」
たしかにトーナメント会場でも、イ・ボミは日本の選手よりギャラリーを多く集める人気者。本誌今週号付録『女子プロと女子アマBOOK』で行った人気投票でも、日本選手を抑えて1位に輝いた。
賞金女王争いトップのアン・ソンジュも「アンちゃん」と親しまれるキャラクター。ほかにシン・ジエなど、実力者にはゴルフファンをプレーでうならせる説得力がある。
今季ブレークした藤田光里や香妻琴乃のビジュアル系プロに、10代アマの優勝争いなど毎週ニューヒロインが誕生する女子ツアー。いい意味で"キャラ立ち"した外国人選手が、ツアーの魅力をさらに引き立てるスパイスになっているのかもしれない。
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