週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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若き世界ナンバーワン！
マキロイの「世代交代論」

　先のホンダクラシックで15年米ツアー初戦を迎えたローリー・マキロイ。若きナンバー１が語った世代交代論とは？

　欧州ツアーのオメガドバイデザートクラシックで今季初優勝を飾ってからおよそ１カ月。マキロイはキャリアグランドスラムがかかるマスターズに向け、ホンダクラシックからアメリカ３連戦を戦い調子を上げ、オーガスタでピークに持っていくつもりだ。

　そんななか25歳の口からゴルフ界に対するこんな発言が飛び出した。ここ20年近くトップランナーとしてゴルフ界を牽引してきたタイガーやミケルソンに翳りが見え、男子ツアーの先行きを不安視する声があることに対し「そんなことはない。ゴルフ界は安泰ですよ」と反論したのだ。

「ゴルフ界ではいま自分を含め若手の有望株が次々とブレイクしている。たとえばジョーダン・スピースやリッキー・ファウラー、それにヒデキ（松山）だってそのひとり。トーリパインズで勝ったジェイソン・デイもそうだし、これまでツアーの屋台骨を支えてきた選手たちが苦戦しているからって心配には及びません。世代交代が着実に進んでネクストジェネレーションが実力を蓄えているからゴルフは大丈夫です！」

　マキロイ本人がスピースやファウラーと松山を同列に並べたのも興味深い。

「これだけ若手の役者が揃っているので、自分がゴルフ界を背負わなければ、といったヘンなプレッシャーを感じずに済んでいます。伸び伸びやっていますよ」（マキロイ）。

　ホンダのあとはＷＧＣキャデラック選手権とアーノルド・パーマー招待に参戦する予定で、この３試合をこなせば次は本丸のマスターズだ。

　５年前、グリーンジャケットにあと一歩と迫りながらサンデーバック９で失速した苦い思い出を晴らすならいま。

「オーガスタは自分のゴルフに合っていると思う」というマキロイは、松山ら同世代とのライバルたちとのバトルを「楽しみにしている」といって不敵な笑みを浮かべた。

　
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