世代交代感くっきり。今度は「3J」時代がくるー!?
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2015/9/8号
2015/9/1更新

世代交代感くっきり。
今度は「3J」時代がくるー!?

 全米プロは27歳のデイと22歳のジョーダン・スピースのワンツー。スピースはこの試合で、26歳のローリー・マキロイを抜いて世界ランキングトップに躍り出た。

 20代の活躍が目立つなか、39歳のタイガー・ウッズは、メジャー3戦連続で予選落ちし、コースとの相性から、残り少ないチャンスの一つだといわれていた45歳のフィル・ミケルソンは、頑張りを見せたものの18位タイ。今年最後のメジャーは、世代交代を印象づけた試合となった。

 今年6月のタイランドオープン2日目に出した、10アンダー62の自己ベストには及ばず。だが、メジャーではこの63に意味があるのだ。

 実際、過去3年間の4大メジャー優勝者の平均年齢は、3年前が36・25歳、昨年が29歳で、今年が27・25歳、世界ランク1位と2位の平均年齢も、2013年が35・5歳で、14 年が29・5歳、そして現在が24 歳と、明らかに若返っている。

 全米プロをアメリカでTV放映していたCBSで解説をしていたニック・ファルドは「今また、ゴルフ界では、新たなビッグ3を持つことになった」と語っている。ファルドが語るビッグ3は、デイ、スピース、マキロイの3人だが、数カ月前には、デイの代わりに、同じ26歳のリッキー・ファウラーを加えたビック3に言及していた。ただ、左足首のケガで、全米プロまで2カ月以上休んでいたマキロイは17位。まだ、不安材料を抱えている。マキロイを抜きにするとしたら、「DJ」こと31歳のダスティン・ジョンソンも見逃せない。中には、デイ、ジョンソン、スピースを「3J」として話題にするファンもいるようだ。

 相撲の横綱になる条件が、連続優勝か、それに準じる成績というように、真のトッププロの条件が、メジャー2連勝か、それに準じる成績であるとしたら、ポストタイガーと目されていた35歳のジャスティン・ローズ、アダム・スコット、セルヒオ・ガルシア、37歳のマット・クーチャーといった選手たちは、その条件に今一歩及ばない。対して、彼らを飛び越えて、条件を満たす若い世代が、続々現れたということだ。これまでにも世代交代が何度もささやかれていたが、今回は"本物"といえるかも。

 
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