5月1~3日に開催された欧州女子ツアーのオメガ・ドバイ・ムーンライトクラシック。トーナメント名にムーンライトとあるように、大会の一部はなんとナイターで行われた。
最初の2日間、56人のプロは少なくとも9ホール、日没後にLEDの投光器の下でプレーした。会場となったエミレーツGCのファルドコースは、ナイタープレーが可能で、この試合がプロ初のナイター試合と相成った。
「夜のプレーは大好き。来年も戻ってくるわ」と語ったのは、前週に続いて2連勝したスペインのヌリア・イトゥリオスだが、彼女を筆頭に選手たちの評判は上々だ。
タイガー・ウッズの姪のシャイアン・ウッズは「ゴルフにとって素晴らしいイベントだと思うわ。このフォーマットはゴルフファンにも興味深いだろうし、私たち選手にとっても良いことだと思う。とにかくこれまでとは違った経験ができた」と語っている。
欧州女子ツアー2勝のメーガン・マッカーレンは「いつでも革新的なことをするといろいろな声が聞こえてくる。それが(女子)ゴルフには必要なことで、注目度が高まる。私は夜のサッカーの試合をよく見ているけれど、ゴルフも同じようになればいいと思う」と話す。
トーナメントディレクターのデビッド・スペンサーは「投光器の下でのプレーは本当に素晴らしい。これで素晴らしいドバイのゴルフがさらに注目されるだろうし、ドバイのゴルフシーズンが長く、5月でもゴルフができることの見本となる」と語っている。ちなみに、この試合の前身であるオメガ・ドバイ・レディスマスターズは12月に開催されていた。
この試合、東京オリンピックの予選の一つにもなっていたということだが、8月の東京も猛暑のはず。夜のほうが少なくとも国内でのテレビの視聴率も上がるだろうし、暑いなかでのゴルフにはナイターのほうが選手にとっても良いはず。東京五輪では無理でも、パリやロサンゼルス五輪でなら、ナイターゴルフも検討の余地あり?
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