桜並木の進入路を進むと、前方に高床式の斬新なデザインのクラブハウスが見えてくる。車寄せの奥は玄関ではなくエスカレーターと階段があり、プレーヤーは上がって地上6メートルの世界にでる。上がってすぐの建物がフロント。左手にはレストランとラウンジの建物、右手奥の建物がロッカーや浴室のある建物となっており、それらは連絡通路でつながっている。
「一般のクラブハウスのイメージとかけ離れていますので、初めて訪れるお客様は、戸惑うこともあるようです。このクラブハウスは、眺望を重視し、『風を取り入れて自然とマッチングさせる』というコンセプトによって設計されています。すべての施設を一つの建物にまとめないで、あえて一つ一つ分けることにより、風を感じていただこうというわけです。また、コースに対して目線が高いので、レストランやラウンジからの眺めが素晴らしいとの評判も頂いています」(取締役総務部長・鈴木敢氏)
高床式のため、1階部分はマスター室やカート庫、駐車場のスペースとなっている他は、空間。マスター室前のスタートテラスも、開放感があるために、通常のテラスに感じるスタート前の気ぜわしい感じはない。
「お客様にとっては2階のように感じると思いますが、実は3階建てなのです。2階は事務所などのスペースになっています。階が隔てられているからこそ、積極的にお客様と接しながらの営業に努めています。」(前出・鈴木氏)