ゴルフダイジェスト出版案内>クラブハウス探訪

クラブハウス探訪
ゴルフ場セミナーへ
ゴルフ場セミナー転載企画
飯能くすの樹カントリー倶楽部  2/20 更新
このゴルフ場情報へ

 高床構造と連絡通路で自然とマッチングさせる

外観

所在地/埼玉県飯能市大字小岩井350
電 話/0429-73-1818
開 場/平成7年6月10日
コース//18H 6711Y P72
ハウス設計/(株)菊竹清訓建築設計事務所
ハウス施工/清水建設(株)
延べ床面積/4026平方メートル
構造/鉄骨鉄筋コンクリート、ステンレス鋼板葺

クラブハウス設計のコンセプトとして、自然との調和を求める例は多い。しかし、その方法は、自然木の山小屋風などの構造面であったり、緑やブラウン系の色調の統一だったりする。飯能くすの樹カントリー倶楽部のハウスは、眺望と風を大切にすることで自然とのマッチングを図っている。その結果、各部署をセパレートし、連絡通路でつないだ高床式の構造となった。

 桜並木の進入路を進むと、前方に高床式の斬新なデザインのクラブハウスが見えてくる。車寄せの奥は玄関ではなくエスカレーターと階段があり、プレーヤーは上がって地上6メートルの世界にでる。上がってすぐの建物がフロント。左手にはレストランとラウンジの建物、右手奥の建物がロッカーや浴室のある建物となっており、それらは連絡通路でつながっている。

 「一般のクラブハウスのイメージとかけ離れていますので、初めて訪れるお客様は、戸惑うこともあるようです。このクラブハウスは、眺望を重視し、『風を取り入れて自然とマッチングさせる』というコンセプトによって設計されています。すべての施設を一つの建物にまとめないで、あえて一つ一つ分けることにより、風を感じていただこうというわけです。また、コースに対して目線が高いので、レストランやラウンジからの眺めが素晴らしいとの評判も頂いています」(取締役総務部長・鈴木敢氏)

 高床式のため、1階部分はマスター室やカート庫、駐車場のスペースとなっている他は、空間。マスター室前のスタートテラスも、開放感があるために、通常のテラスに感じるスタート前の気ぜわしい感じはない。 「お客様にとっては2階のように感じると思いますが、実は3階建てなのです。2階は事務所などのスペースになっています。階が隔てられているからこそ、積極的にお客様と接しながらの営業に努めています。」(前出・鈴木氏)



ハウス外観 玄関
建物の下を駐車場として利用しているため、ハウスも十分なスペースが取れる エスカレーターを上がると目の前が玄関。ガラスを多く使っており、明るい雰囲気となっている
レストラン ラウンジ
オープンキッチンもあるレストラン。落ち着いた色調が眺望を引き立たせている 光をふんだんに取り入れたラウンジ。周囲を遮るものはなにもない
女子ロッカー 男子浴室
女性ロッカールームは男性と違い、中央にイスとテーブルのセットが置かれている。高い位置にあり周囲の視線を気にする必要がないので、浴室も採光が十分にとれる 男性浴室。男女それぞれに棟が分かれており、浴室は明るい。男性脱衣室にはマッサージコーナーも設けられている。また、男女ともサウナルームがある。ロッカーは男性248本、女性92本


つづく
back 袖ヶ浦CC新袖コース 2004年2月号
目次
ゴールデンパームCC 2004年4月号 next
特集目次●2012年7月号
競技開催で、イメージ&知名度アップ
コンプライアンスは大丈夫ですか?
DM&メルマガでプロモーション
夏に備える送風機ノウハウ&カタログ
 
ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

ゴルフ場セミナーへのメールはseminar@golfdigest.co.jpへどうぞ
 
このページのトップに戻る top