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ロイヤルシップ札幌ゴルフ倶楽部  4/20 更新
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 大自然との調和とシンプルな動線で 雰囲気満点のログハウス

レストラン

所在地/北海道厚田郡厚田村大字聚富村278
電 話/0133-66-3366
開 場/平成7年6月16日
コース/18H 6337Y P72
ハウス設計/(株)東海興業
ハウス施工/(株)東海興業・飛鳥建設JV
1822.57平方メートル
構造/鉄筋コンクリート、ウッドログ

多くのゴルフ場が、自然との調和をクラブハウスに求めている。しかし、機能性とともに耐久性を考えると、どうしても鉄筋コンクリートになり、外観の装飾で違和感を払拭することになる。その点、自然木を使用するログハウスは、まさに「自然との調和」にはうってつけ。ロイヤルシップ札幌ゴルフ倶楽部のクラブハウスも、北海道の大自然の中に建つそんなログハウスの1つである。

 進入路を進むと、大きなログハウスがすぐ目に入る。「初めての方は、皆さんびっくりされます。この木はどこ産だとか、質問も多く承りますね。特に男性は、ログハウスに一種の憧れみたいなものを抱くようで、山小屋に遊びに来たような雰囲気があると言われますね」(副支配人・大塚文智氏)

 木材はカナダ産。同GCは平成6年オープンだが、木はまだ生きているそうで、樹液がでるものもあるという。いずれにしても自然との調和、雰囲気は最大のセールスポイントである。ただし、このハウスの場合、もうひとつ特徴がある。それは、ロッカーや浴室、コンペルームの地階部分は鉄筋コンクリートだということ。圧倒的なスケールの大木が印象的だが、着替えや汗を流す場所を地下にすることで、プレー前、あるいはプレー後に、自然の中で過ごすひとときとのメリハリをつけている。

 コースへは地上のログハウス部分から出入りすることになるので、ロッカーや浴室へは階段の上り下りが必要だが、動線は単純。セルフ化を見据えての設計でもある。また、レストラン棟は、フロント・ロビー棟とウッドデッキで区分けされており、フロント周りのざわつきも伝わらない。プレーの精算を済ませてから、ゆっくりとレストランで寛ぎ、そのまま帰ることも可能である。



外観 フロント
コース側からの外観 フロント、ロビー。ここから階段でロッカー、浴場、コンペルームに下りる。その ため、レストランの単独利用以外の来場者を必ずフロントで確認できる
ラウンジ コンペルーム
ロビーのなかにあるショップとラウンジ コンペルームは、地階の一番奥。中華がメインなため、ターンテーブルのついた8人がけ。料理は1階から専用エレベータで運ぶ
ロッカー 男女浴場
ロッカーは男女同型。男性197本、女性75本 男女浴場。女性の脱衣室には、ドレッサーもついている。女性来場率が20%を超えるというが、女性浴室も広い


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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