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フェニックスカントリークラブ トム・ワトソンゴルフコース  5/21 更新
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 スコットランドとニッポンの融合をコンセプトに

エントランス

所在地/宮崎県宮崎市塩路浜山3083
電 話/0985-39-1301
開 場/昭和46年3月24日 平成5年7月30日
コース/27H・10376Y・P108 18H・7012Y・P72
ハウス設計/ポール・マ・デザイン
デザイン監修/フォックス&カンパニー
ハウス施工/(株)エス・ピー・ディー・明治
延べ床面積/5317平方メートル
構造/RC

2002年春にリップルウッド・ロッジングの経営となった宮崎フェニックスリゾート。ゴルフ場運営はトゥルーンゴルフに委ねられており、クラブハウスは02年夏から改築・改装され、同年11月から新たな姿でスタートを切っている。

 一歩踏み込むと同時に、以前のハウスを知るものにとって、その残像がものの見事に吹き飛ぶ。白基調から、間接照明を利用したダークブラウンに。「オールドジェントルマンをイメージしたスコティシュが、コンセプトのひとつです。モダンという考えもあるでしょうが、3~4年経ってもモダンでいられるでしょうか」とは、トゥルーンゴルフのゴルフディレクター、カート・マイケルソン氏。

 まず目を惹くのが、フェニックストーナメントのトロフィ、歴代優勝者のクラブ、スコアカードなどの数々。さながら、ミュージアムのごとくである。「以前は、2階にチャンピオンズルームという形で飾っていましたが、分かりづらかった。それにも増して、30年の歴史は買うことのできない宝物です。ハウスを入ったらすぐに、その歴史を体感してもらいたいと考えたのです」(マイケルソン氏)

 そして、いちばんのポイントと思えるのは、フロント横にショップスペースがあること。ショップのなかにカウンターがある雰囲気だ。「フロントもショップもフェイス・トゥ・フェイスでフレンドリーさを出している」というが、ショップの売上アップも考えてのこと。ロッカーには、このショップを通らないことには行けないからである。最低でも4回、ショップ内を通る。

 「朝と夕方では、求めるものが違います。ですから、1日1回はディスプレーを変えています」(マイケルソン氏)といい、昨年は前年比116%の売上となった。こうした発想は、外国人ならではか。フロアオペレーションは改善され、スタッフの効率化にも繋がっているという。



ハウス外観 ハウス入口"
地元・日南の飫肥杉、飫肥石を外装に使用して、城をイメージしている ハウスに入って、まず目に飛び込んでくるものがフェニックストーナメントのメモリアルグッズ
フロント レストラン
フロント右側にショップがあるが、左のラウンジにもロビーにも商品が豊富に置いてある レストランは33卓、132席。一部は仕切りをつけ、プライベートダイニングを醸し出している
女子ロッカー 男子浴場
女子用はメンバーの区分はなくフェニックス用49本、ワトソン用24本(実質48人分) 男子用ロッカースペースは広い。メンバー用197本、フェニックス用158本、ワトソン用104本(上下使用のため実質208人分)。ほかに歴代チャンピオンなどのVIP用が58本


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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