外壁は白く、屋根は牧舎ふうで鮮やかなパステルグリーン。内装は大理石の白とクリームを相調に統一し、さながらリゾートの趣きである。「現在は、地元客8割、道外のツアー客2割といった感じですが、道外から来た人には、リゾートっぽいと好評ですね。設計の段階では、土地柄、大きなハウスは必要ないということで、こじんまりとしたものになりました」(常務取締役総支配人・吉田日出男氏)
プレーは1Rスルーが基本であり、近隣の地元客はハウスでの滞留時間は少ない。そういった利用頻度から、小さなハウスにしたという。地形の関係から、表玄関は2階で、スタートテラスが1階という構造。来場時に2階のフロントで受付を済ませれば、すぐ横の階段から1階に降り、ロッカーで着替えてスタートテラスへそのまま直行。ホールアウト後、入浴など身支度を整えてから、再び2階のレストランに、という動線だ。来場ゴルファーにはムダのないレイアウトになっている。そして、2階のレストランからは、遠方に旭岳、大雪、十勝岳連峰が望める。コースは10番と9番だけが見える。
また、階段はフロントとレストランの中間にあり、なだらか。さらに、ロッカーの幅も広めにとってある。ツアー客の利用を考えて、大きめのボストンバッグでも出し入れしやすいようにという配慮だ。