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JAS旭川カントリークラブ  7/22 更新
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 周囲の自然と調和する牧舎ふうハウス

外観

所在地/北海道旭川市神居町上雨紛430
電 話/0166-75-3300
開 場/平成5年7月8日
コース/18H・7015Y・P72
ハウス設計/東急建設(株)
ハウス施工/東急・廣野組・北野組JV
延べ床面積/3554.34平方メートル
構造/1階RC造、2階S造

自然のなかに造られるゴルフ場は、それぞれの特色を主張しながらも、周囲との調和をも大切にする。北海道の大雪・十勝岳連峰に囲まれたJAS旭川カントリークラブのクラブハウスは、ゴルフコースの眺望より、さらに雄大な借景を意識して設計された。

 外壁は白く、屋根は牧舎ふうで鮮やかなパステルグリーン。内装は大理石の白とクリームを相調に統一し、さながらリゾートの趣きである。「現在は、地元客8割、道外のツアー客2割といった感じですが、道外から来た人には、リゾートっぽいと好評ですね。設計の段階では、土地柄、大きなハウスは必要ないということで、こじんまりとしたものになりました」(常務取締役総支配人・吉田日出男氏)

 プレーは1Rスルーが基本であり、近隣の地元客はハウスでの滞留時間は少ない。そういった利用頻度から、小さなハウスにしたという。地形の関係から、表玄関は2階で、スタートテラスが1階という構造。来場時に2階のフロントで受付を済ませれば、すぐ横の階段から1階に降り、ロッカーで着替えてスタートテラスへそのまま直行。ホールアウト後、入浴など身支度を整えてから、再び2階のレストランに、という動線だ。来場ゴルファーにはムダのないレイアウトになっている。そして、2階のレストランからは、遠方に旭岳、大雪、十勝岳連峰が望める。コースは10番と9番だけが見える。

 また、階段はフロントとレストランの中間にあり、なだらか。さらに、ロッカーの幅も広めにとってある。ツアー客の利用を考えて、大きめのボストンバッグでも出し入れしやすいようにという配慮だ。



エントランス・ロビー ラウンジ"
シンプルなレイアウトでゆとりを感じさせるフロント、ロビー 玄関を入って右手はラウンジ。ここからの景観もすばらしい
ショップ レストラン
フロント横にあるショップ。1階への階段横にあるため、来場者の多くが足を止める レストランはうすいピンク系の椅子が白い内装に調和してソフトでやさしい雰囲気。14卓
女性脱衣室 浴室
女性脱衣室は、脱衣スペースとパウダールームを
完全に分離している
浴室はオーソドックス


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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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