「予約の達人!温泉部」月刊GD誌編集者N氏とが巡った温泉とゴルフ場のこぼれ話
開場して80年以上の歴史を持つ別府GC。
クラブハウス内には、当時の資料が展示してあるので、来場の際は、ぜひ見てください。
クラブハウスへ向かって打ち上げていくパー5。
由布コースは開場1930年、九州4番目のコース(現存する中では雲仙GCにつづき2番目に古い)。
開場当初からほぼ姿を変えていないというコースは、アップダウンに富み、左右の幅が狭いテクニカルなコース。
対する鶴見コースは、1955年に拡張された18ホール。全体的に広くフラットで、カジュアルゴルファーから人気。
「戦略的な由布」と「気軽に楽しめる鶴見」と使い分けができる。
併設された別府ゴルフホテルは神経痛や筋肉痛、関節痛に効く天然温泉を完備。
こちらも古き良き昭和の時代を感じることができ、さらに併設されたアプローチ練習スペースも、
雰囲気ありまくり。
宿泊パックで、ホテル前のアプローチ練習場で練習をし、温泉に浸かると、古き良きゴルフの歴史を身近に感じることができるはず。
全国的に有名な別府温泉郷は、なんともいえない街の雰囲気。
誌面でも紹介しましたが、最古の歴史を誇る竹瓦温泉は、是非一度行って見て欲しい。特に砂湯(1030円)の人気が高く、取材日も海外旅行客が団体で来ていました。
別府の町にはいたるところに温泉が湧いており、観光ルートにもなっています。
写真「血の池地獄」は1300年以上前から存在するという、伝説の天然温泉。
昔からここの熱泥は皮膚病の薬や染料として使われていたそうです。
ちなみにこの地の池地獄には、かけ流しの真っ赤な足湯「血の池足湯」もあるので、立ち寄った際はぜひ、温泉も楽しんじゃいましょう。
実は今回の取材、裏テーマとして「秘湯めぐり」を予定していました。
別府には、天然に湧き出ている温泉が多く、明礬温泉周辺にある「鶴の湯」「ヘビん湯」「鍋山温泉」の3つは、「別府三大秘湯」と呼ばれるスペシャルな野湯とのこと。
中でも最奥部にあり、マムシが出るというヘビん湯は雰囲気も良さそうで、ぜひ写真におさめたいところ。
しかし当日の九州は全国的にニュースになったほどの超大雨。1時間ほど山道を歩いて秘湯に行けるような状況ではございません…。といいつつ、なぜか足は大雨の山道へ。
とはいえ、どれくらい歩いたらいいか分からない状態の、人っ子一人いない山道、しかも大雨という状況で、30分くらい歩いたのですが、お目当てのヘビん湯は見つからず。
ズブ濡れで絶望的な気分で山の麓方面に目をやると……!?
2、300メートルくらい下の道に、風呂桶を手に歩いているおじさんを発見!
急いでそちらへ行ってみると……ありました!別府三大秘湯のひとつ、鶴の湯!
大分市内から来たという鶴の湯ファンのおじさんいわく、足元湧出泉のコチラは、加水もしていないとのこと。
要するに、ここ鶴の湯は42度くらいのいい湯加減のお湯が奇跡的に噴出していて、それがそのままこのお湯だということです。
一通り話を聞いたあと、取材陣もドボン!言われた通り、最高のお湯でした。
ちなみにこちらは有志の方々が、ボランティアで整備をされている無料の温泉。地元の方々が大切に使っている場所なので、マナーを守ってドボンしてください。
行き方はこちら↓
県道11号線を北上し、明礬温泉方面へ左折。
高速道路の高架をくぐり直進。
↓
鶴見霊園脇の道をそのまま直進
突き当りまで行くとあるUターンスペース。ここに車を停めず、邪魔にならない場所に停めましょう。
少し歩くと鶴の湯と書かれた石が置かれている。
ちなみに、後日調べたところ、ヘビん湯は、取材陣があまりの大雨に心細くなり、Uターンした50mほど先にあるとのこと……。
さらに鍋山温泉は、数年前、全国的にニュースとなった事件が起こってしまった場所のため、現在は封鎖されているそうです。
最終的に鶴の湯に出会えたというのは、必然だったのかもしれませんね!(言い訳)