月刊GD誌編集者N氏とゴルフバカイラストレーター野村タケオ氏とライターさんが
上田治設計コースに挑戦(下関ゴルフ倶楽部)
「名門コース回らない?」
編集長の甘い誘惑に、グリーンページ取材班一同、西日本へ。
新下関駅に前泊した一行。晩御飯は、新下関駅近くに親戚が住んでいるというカメラマン氏のおすすめ、
「ええよ」へ。
地元で獲れた魚介を中心に、幅広くメニューがある、という前評判どおり、メニュー多っ!そしてうまっ!!
特にウチワエビは深い旨みで、刺身以外に“焼き”も注文しちゃいました。
※「ええよ」 下関市秋根南町1-6-26 083-250-7567
微妙に痛い頭をさすりつつ、翌日は九州地方の旅1日目、下関GC。
ビジターでは入ることができない名門コースということで、はしゃぐ取材陣でしたが、
クラブハウスのを目の前にすると、背筋がなぜかピン!と伸びてしまう。
育ちが良さそうというか、なんというか、執事のお爺さんが踵を揃えて立ってそうなドアをくぐると、
クラブハウス内は、華美に飾り立てているわけじゃなく、しっとりと落ち着いた雰囲気。
しっとりと落ち着いていない我らは、ドキドキしながらロッカールームへいくと、
室内に松の幹がニョキッと出てる!
そう、知る人ぞ知る「クラブハウス内の松」とはこのことで、無駄に破壊するわけでなく、
可能な限り、その地の自然を活かしたゴルフ場作りという気持ちを感じます。
スタートはアウト1番パー4から。
右は響灘の波が、ザーザー。そして風ボーボー。
「風強いっすねー」なんて野村さんと話していたら、「今日はだいぶ弱いほうですね」とキャディさん……。
グリーン前に大きく口を開けるアゴの高いバンカー、固く締まったバミューダグリーンは、アイアンショットでグリーンを狙うとき、思った以上のプレッシャー。
ボールの高さやスピンで止めないと、グリーン周りのバンカーへコロコロ…。ここの砂は一帯の海砂を使っ ているためか、スピンがかかりにくく、とにかく難しい印象を受けた。
風、砂、松に悩まされまくり、前半ハーフは全員大叩き。
担当N、前半9ホール55……。
モロに玄海リンクスの洗礼を浴びさせられたといったところでしょう。
そしてお昼ごはん。せっかくなので(?)
3つのコースのカレーを食べ比べてみよう、なんて考えていたNが頼んだのは、カツカレー。
ここんちのルーは、ピリリと辛く、コクがあるわりにあっさり目。
運動の合間の食事としてはヘビーすぎず、さらりと行けました。
地元の幸も豊富で、特に写真右下、クジラのスモークがウマかった!
10番で拾ったイカの骨。
海岸にはいろいろなものが流れ着いていましたが、そういえば、日本海側の海岸沿いは、中国や韓国の物も流れ着いてくるとか?
太平洋岸の担当Nにとっては新鮮でした。
10番の林にある、昔の防塁跡。遣唐使がここから渡ったという歴史を持つ「元冠防塁跡」と、その近くにある、鎌倉時代の処刑場跡……。
担当N、後半48で、55-48の103。燃え尽きちまった……。
歴史を感じるスコアカードとマーカー。
翌日の門司に備え、博多市街地へ車で移動。1時間もあれば着いちゃうんですね。もっと遠いかと思った。
夜は当然、博多名物「もつ鍋」。
お腹いっぱい食べた後、観光客丸出しの僕らに、隣の席のお客さんが「締めのちゃんぽん頼みな!」とアドバイス。ここんちの締めちゃんぽんは独特で、山のように潰した白ごまをかけるんです。これがカルボナーラのような濃厚さでウマい! こりゃ、焼酎も進むわけです……。
※「もつ幸」 博多区網場町7-14 TEL:092-291-5046