「ディアマナ」「バサラ」など、多くの優れた商品を供給している三菱レイヨンからニューブランド『FUBUKI』シリーズが発売される。3月にはウッド用モデル『αシリーズ』、4月にはFW用モデル『FWシリーズ』とアイアン用モデル『IRONシリーズ』が順次発売予定だ。

プロ・上級者が求める性能・フィーリングを具体化して開発される「ディアマナ」シリーズとは異なり、ゴルフをエンジョイしたいプレーヤーからアスリートゴルファーまで幅広いゴルファーを対象とする『FUBUKI』。米国・欧州ツアーで試験的に展開され、昨年5勝を上げた『FUBUKI』のテクノロジーをさらにパワーアップしてグローバルモデルとしての発売となった。

コスメも斬新で、バット部には手裏剣と雪の結晶をモチーフにしたスタイリッシュなデザインが施されている。“FUSION-BUKI”を意味するブランドネームは、「最新テクノロジーの融合により、これまでにない性能を実現し、プレーヤーの強力な武器となること」をテーマにしているそうだ。

『FUBUKI』は、開発にあたり同社最新のスイング解析技術や長年にわたり蓄積したデータを駆使し、よりスムーズにヘッドが加速し振り抜きやすいシャフトを目指したという。

研究の過程で、一般的なシャフトではインパクト付近でシャフトが一瞬減速することが分かった。これは、ダウンスイングの過程でヘッドスピードが手元付近が減速すると同時に、ヘッドも同じく減速してしまうために起きる現象である。

『FUBUKI』では、この現象を抑える「El Profile（曲げ剛性分布）」を採用し、オートマティックな加速を実現。さらに、異なる弾性率のCF（カーボンファイバー）「Amorphous CF」と「High Modulus CF」を組み合わせ、シャフト挙動をコントロール。それぞれのCFが不必要な挙動を抑え、最適なスピン量・打ちだし角を実現した。

ラインナップは50・60・70グラム台の3タイプ。重量帯、フレックスごとの対象プレーヤーにあわせ、使用材料や設計をきめ細かく最適化しており、多様な力量のプレーヤーにそれぞれの“最適”を提供する。